クズイモはメキシコ原産のマメ科のつる植物で、地上部がクズに似ていることからこの名がつきました。シャキシャキしたは「ヒカマ」の名でも知られ、生で食べられますが、種子や葉、つるには毒があり、食べられるのは根だけです。日本の野外では見られず、沖縄などで栽培されることがあります。

姿・形

育つ姿
支柱があれば4〜5mまで伸びるつる植物で、地中にカブのような形の塊根ができます。
葉
葉は3枚の小葉からなり、小葉の縁にはぎざぎざがあります。
花
マメ科らしい青紫色や白の花が房になって咲き、花の後に毛のある緑色のさやができます。
実
さやの中に褐色の種子が6〜10個ほど入っています。

間違えやすい生き物

ヤーコンSmallanthus sonchifolius

ヤーコンはつるにならず高さ2m以上に立ち上がるキク科の草で、毛のある三角形の葉と黄色い花をつけ、細長い芋が何本もできます。クズイモは巻きつくつるに3枚の小葉の葉と豆の花をつけ、カブ形の塊根ができます。

間違えやすい理由どちらも生で食べられる、シャキシャキして甘い芋です。南米の一部ではヤーコンもヒカマと呼ばれます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 畑
分布
メキシコと中央アメリカが原産です。スペイン人によってフィリピンに伝わり、中国や東南アジアに広まりました。日本の野外では見られず、沖縄などで栽培されることがありますが、市場にはほとんど出回っていません。
好む環境
霜に弱く、大きな根を育てるには霜の降りない暖かい期間が長く必要です。

育て方

増やし方
種子で増やします。
毒性
葉やつる、特に種子にが多く含まれます。塊根にもわずかに含まれますが、腸からはほとんど吸収されません。ただし中毒の報告はあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 皮をむいた塊根は生だとナシや生のジャガイモのような歯ざわりです。メキシコでは塩とライム、チリパウダーをかけて食べます。
  • インドネシアではバンクアン、中国語圏では豆薯と呼ばれます。

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クズイモ(Pachyrhizus erosus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo