ノバリケンは中南米にすむ大型のカモで、化したものはバリケンと呼ばれます。沖縄では「観音アヒル」と呼ばれて食用に飼われ、野生化した個体もよく見られます。顔の赤いとこぶが目印です。
姿・形
- 姿
- 野生型は全身が緑がかった黒色です。飼われている品種は顔の裸出部が鮮やかな赤色で、こぶ状のトサカを持つものもいます。羽色は黒、白、それらの混ざったものなどさまざまです。
- 育つ姿
- 野生の雄は全長76〜84cm、体重は最大3〜4kgほどで、雌は全長71〜76cm、体重1.25kgほどと、雄が雌よりずっと大きくなります。
間違えやすい生き物
アヒルAnas platyrhynchos domesticus
アヒルの顔は羽毛でおおわれていますが、バリケンは目と嘴のまわりが赤い裸出部で、嘴の上にこぶがあります。
間違えやすい理由どちらも白い家禽として飼われています。
すむ場所
- よく見られる場所
- 池・水辺
- 公園
- 飼育場
- 分布
- もともとは中央アメリカから南アメリカに分布します。日本には食用の家禽として持ち込まれましたが、あまり広まっていません。飛ぶ力が残っているため、逃げ出した個体が各地で見られます。
- 好む環境
- 原産地では森の中の沼や湖、川辺で暮らします。
暮らし
- 食べ物
- 水草や草の根・葉・種子などの植物を中心に、小魚や昆虫、ミミズなどの小さな動物も食べる雑食性です。
- 活動
- カモの仲間では珍しく木の上で暮らし、翼の角には爪のような突起があります。
繁殖と一生
- 増え方
- アヒルとの雑種は「土蕃(ドバン)」と呼ばれ、子孫を残せません。
- 巣
- 木のうろやヤシの葉陰に巣を作ります。
名前と分類
- 名前について
- 野生のものをノバリケン、家禽化したものをバリケンと呼び分けます。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
文化と話題
- 文化と話題
- 蕃鴨、麝香鴨(じゃこうがも)、タイワンアヒルなどの別名があります。
- アマゾン流域の遺跡の骨の分析から、西暦800年ごろにはすでにトウモロコシを与えて飼われていた可能性が指摘されています。
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