スコットカメムシは、秋に越冬のため家の中へ集団で入り込む「」として知られる、体長1cmほどのカメムシです。青銅色から青緑色の光沢があり、背中の中央に白い紋があります。和名はかつての学名 Menida scotti に由来し、学名が変わった今もその名が残っています。

姿・形

姿
体長は9〜11mmほどです。青銅色や青緑色の光沢があり、背中の中央に白い紋、体のふちに縞模様があります。はねが長く、先が腹の端より後ろに出ます。

間違えやすい生き物

ブチヒゲカメムシDolycoris baccarum

ブチヒゲカメムシは全身に毛が多く、赤紫色から褐色で金属光沢がありません。触角と腹のふちに白黒のまだら模様があります。スコットカメムシは青銅色や青緑色の光沢があり、背中の中央に白い紋があります。

間違えやすい理由どちらも体長1cmほどの盾形のカメムシです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山林
  • 山麓の森林
分布
アジアに広く分布し、日本では北海道をはじめ、山地や山ろくに多い種です。
好む環境
春から秋までは山林などで暮らし、秋になると越冬場所を探して人家に入ってきます。

暮らし

活動
秋から冬にかけて人家や校舎の中でよく見られ、部屋が暖かいと冬でも室内を飛ぶことがあります。
冬越し
成虫で人家などに集まって越冬します。札幌市の案内によると、家に入るカメムシは10月中旬ごろ屋内に入り、春先に野外へ戻ります。

注意すること

注意すること
カメムシのなかまはにおいの強い分泌物を出し、手につくと取れにくく、外に干した洗濯物を汚すこともあります。皮膚についたまま放っておくと炎症を起こすことがあるので、アルコールやクレンジングオイルで油分を落としてから石けんで洗うとよいとされています。

名前と分類

名前について
1886年に Menida scotti と名づけられましたが、のちに1860年に記載された Menida disjecta と同じ種だとわかり、先に付けられた学名が正式なものになりました。

文化と話題

文化と話題
  • Menida scotti という学名は、イギリスのカメムシ研究者ジョン・スコットにちなみます。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

スコットカメムシ(Menida disjecta)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo