イエオニグモは、その名のとおり人家の軒下などにすみ、夜に丸い網を張る小さなオニグモの仲間です。大分県では、かつては古い家の軒先でおなじみのクモでしたが、住宅団地の開発とともに民家から姿を消した地域もあります。
姿・形
- 姿
- 雌は体長約10mm、雄は6〜7mmで、オニグモ類の中では小形です。背面は黒っぽい灰色をしています。
間違えやすい生き物
オニグモAraneus ventricosus
オニグモは雌の体長が20〜30mmと大きく、イエオニグモの雌は約10mmと小形で黒っぽい色をしています。
間違えやすい理由どちらも家の軒下などに夕方から夜にかけて丸い網を張ります。
すむ場所
- よく見られる場所
- 旧家の軒下
- 天井
- 納屋・畜舎
- 窓際
- 分布
- 日本では本州以南に分布し、台湾などアジアと太平洋の島々にも広く分布します。
- 好む環境
- 人の住む建物のまわりで暮らし、窓際や屋内に網を張ることもあります。
暮らし
- 食べ物
- カやハエなどをよく捕らえ、益虫とされています。
- 活動
- 夜に軒先や窓際に丸い網を張ります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
- 現状
- 環境省レッドリストには載っていませんが、大分県では1975年ごろから住宅団地の開発とともに民家の軒先から急に減り、準絶滅危惧(NT)とされています。都市周辺の農家ではすでに見られなくなっています。
文化と話題
- 文化と話題
- 九州では、子どもたちがこのクモの丸い網を虫捕りに使う習慣があり、暮らしと深く結びついていました。
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