ハラアカコブカミキリは、シイタケ栽培の原木を傷めるカミキリムシです。硬い前ばねの付け根にある黒褐色の毛のこぶと、お腹側に並ぶ赤い毛の模様が目印です。日本では対馬にもともと分布し、現在は九州北部や中国地方などにも定着しています。

姿・形

姿
成虫はおよそ15~30 mmです。黒褐色と淡赤褐色の細かな毛に覆われ、の付け根には黒褐色の長い毛が集まった一対のこぶがあります。お腹側には赤い毛の模様が並びます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 広葉樹林
  • 伐採木の周辺
  • シイタケ栽培場
分布
日本ではもともと対馬に分布していましたが、シイタケ栽培用の原木の移動などに伴って本土側へ広がり、九州北部や中国地方などに定着しています。福岡県では、広がりを防ぐ対策が必要な外来種とされています。
好む環境
クヌギやコナラなどの枯れ木やシイタケ用の原木、その周りの落ち葉の下を利用します。
時期

日本の場合

繁殖 4〜6月

暮らし

食べ物
成虫は木の細い枝の樹皮を食べ、幼虫は原木の樹皮の下を食べます。
活動
秋に成虫になった個体は落ち葉の下で冬を越し、翌春から初夏に活動します。
冬越し
成虫は日当たりのよい木の根元などにたまった落葉の下で冬を越します。

繁殖と一生

繁殖期
秋に成虫となり、翌年の4~6月ごろに産卵します。日本では年1世代です。
増え方
雌は樹皮にかみ傷をつけ、その下へ卵を産みます。幼虫は樹皮の下で育ち、同じ場所にを作ります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
脅威
幼虫がシイタケ栽培用の原木の樹皮の下を食べると、空洞に雨水や雑菌が入り、シイタケ菌が広がりにくくなります。

文化と話題

文化と話題
  • 和名はお腹側の赤い毛の模様と、上翅にある毛のこぶを表しています。
ハラアカコブカミキリ(Moechotypa diphysis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo