ヘチマは熱帯アジア原産のウリ科のつる性一年草で、実の繊維はたわしに、茎から取る「へちま水」は化粧水になります。日本には江戸時代初めごろまでに中国から伝わったとされます。雄花と雌花が別々に咲くので、小学校の理科の教材としてもおなじみです。
姿・形
- 育つ姿
- つるは5〜8mに伸び、枝分かれしたで絡みつきます。
- 葉
- 手のひら状に3〜7つに切れ込み、差し渡し20〜30cmになります。
- 花
- 直径8cmほどの黄色い5弁の花です。1株に雄花と雌花が別々に付き、虫が花粉を運びます。
- 花の時期
- 7〜9月
- 実
- 円柱形で長さ40〜60cmほどになり、中に種が150〜200個入ります。
間違えやすい生き物
キュウリCucumis sativus
キュウリは長さ20cmほどで収穫し、表面にいぼがあります。ヘチマの実は40〜60cmとずっと長く、いぼはありません。
間違えやすい理由どちらも黄色い花のウリ科のつる植物で、若い実が細長い緑色です。
すむ場所
- よく見られる場所
- 畑
- 緑のカーテン・棚
- 分布
- 熱帯アジア原産で、日本では栽培されます。
- 花の時期
7〜9月に咲きます
花 7〜9月
繁殖と一生
- 種の広がり方
- 乾くと実の先のふたが外れ、風で実が揺れると種が振り出されます。
注意すること
- 注意すること
- 苦味成分ククルビタシンを多く含む株があり、苦い実を食べて食中毒になった例があります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- もとは繊維がとれる瓜として「いとうり(糸瓜)」と呼ばれました。「とうり」の「と」がいろは歌で「へ」と「ち」の間にあることから「へちま」になったという説があります。
- 沖縄ではナーベーラーと呼び、若い実を味噌煮(ナーベーラー・ンブシー)にして食べます。
- 正岡子規の句「痰一斗糸瓜の水も間に合はず」は、へちま水が咳止めに使われたことを詠んでいます。
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