ヒロズキンバエは金緑色の金属光沢がある小さなハエで、日本各地のごみ置き場や人家周辺で見られます。幼虫は動物の死骸などを食べ、分解に関わります。

姿・形

姿
成虫は体長5~9mmほどで、金緑色の金属光沢があります。雄の左右の目は近いものの、わずかに離れています。

間違えやすい生き物

ミドリキンバエLucilia illustris

体色だけでは確実に識別できません。胸の硬い毛や翅の付け根を拡大して調べる必要があり、普通の写真では種までは分からないことがあります。

間違えやすい理由大きさと金属光沢のある緑色がよく似ています。

ヒツジキンバエLucilia cuprina

肉眼では確実に見分けにくいです。頭の後ろの細い毛などを拡大して調べます。

間違えやすい理由非常に近縁で、外見がほとんど同じです。

オビキンバエChrysomya megacephala

オビキンバエは頭が比較的大きく、体つきも太めです。全身と頭の大きさが分かる写真で比べます。

間違えやすい理由どちらも金属光沢のある緑色のクロバエ類です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 人家周辺
  • ごみ集積所
  • 動物の死骸の周辺
分布
日本全土で見られ、特にごみや処分場など人が作った環境で発生することが多いです。
好む環境
幼虫は動物の死骸などがある湿った場所で育ちます。

暮らし

食べ物
成虫は動物の死骸などに集まり、幼虫はそこで育ちます。
活動
幼虫は動物の死骸などの中で育ち、育ちきると土へ移ってさなぎになります。

繁殖と一生

増え方
雌は腐った動物の死骸などに卵をまとめて産みます。
幼虫
幼虫は3段階の成長を経て餌場を離れ、土の中でさなぎになります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
脅威
まれに人の傷で幼虫が育ち、を起こすことがあります。

文化と話題

文化と話題
  • 日本では2004年に、無菌飼育した本種の幼虫を使う治療が初めて行われました。野外の幼虫を使う治療ではありません。
  • では、幼虫の発育から死後の経過時間を推定する手がかりにします。
ヒロズキンバエ(Lucilia sericata)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo