アジサイ属はアジサイやヤマアジサイなどを含む、主に葉を落とす低木の仲間です。花びらのように見える大きな部分は、多くの場合、花びらの外側にあるが発達したものです。日本では梅雨の庭のアジサイや山地のヤマアジサイ、円錐形に花が集まるノリウツギが見られます。

このグループの生き物

アジサイHydrangea macrophylla

庭園で身近な仲間です。丸い手まり咲きと、中央に小花が見える額咲きの園芸品種があります。

ヤマアジサイHydrangea serrata

本州の太平洋側や四国・九州などの山地で見られます。ガクアジサイより葉が薄く、平たく花が集まります。

ノリウツギHydrangea paniculata

白い花が円錐形に集まり、丸いアジサイと見分けやすいです。北海道から九州まで分布します。

カシワバアジサイHydrangea quercifolia

北米原産の園芸植物で、カシワに似た深く裂けた葉と円錐形に集まる白い花が目立ちます。

ツルアジサイHydrangea petiolaris

北海道から九州の山地に生えるつる性の仲間です。木の幹などを登り、白い花を付けます。

姿・形

育つ姿
多くは葉を落とす低木ですが、小さな木やつるになる種もあります。
花
花の集まりは平らな額咲き、丸い手まり咲き、円錐形などさまざまです。アジサイ(Hydrangea macrophylla)の園芸品種には青、桃、紫、白などがあります。
実
が受粉すると、多数の小さな種子を含む果実ができます。がほとんどを占める園芸品種では、種子ができにくい場合があります。
見分けるポイント
葉は多くの種で向かい合って付き、縁にはギザギザがあります。小さな両性花の周りに、萼が大きくなった装飾花を付ける種が多いです。

間違えやすい生き物

オオデマリViburnum plicatum

オオデマリの葉は葉脈に沿ってひだ状に見えます。アジサイの葉は幅広く、表面に光沢があります。

間違えやすい理由どちらも白い装飾花が球状に集まる園芸低木です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山地の林縁
  • 谷沿い・湿った斜面
  • 庭園・公園
分布
アジサイ属は東アジアとアメリカ大陸を中心に分布します。日本にはヤマアジサイ、ノリウツギ、ツルアジサイなどが自生し、外国産の種や多くの園芸品種も植えられます。
好む環境
湿り気があり水はけのよい土を好む種が多いですが、日照と寒さへの強さは種や品種によって異なります。

育て方

増やし方
園芸では挿し木やで増やすことが多いです。野生種は種子でも繁殖します。
毒性
アジサイを食べた後の中毒例があります。観賞用のアジサイ類を食べ物として扱わないでください。

名前と分類

グループの名前
日常語の「アジサイ」は属全体を指すことも、庭でよく見るアジサイ一種とその園芸品種を指すこともあります。
品種といろいろな姿
園芸品種には、外側に装飾花が並ぶ額咲きと、花の集まりの大半が装飾花になる手まり咲きがあります。アジサイとヤマアジサイの系統で多く見られます。
アジサイ属(Hydrangea)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo