アカボシゴマダラは、白黒のまだら模様の翅をもつ大型のタテハチョウで、後翅のふちに並ぶ赤い斑紋が名前の由来です。関東などで見られるのは中国大陸由来の外来の集団で、に指定されています。一方、奄美群島には在来のがすんでいます。

姿・形

姿
前翅の長さは4~5cmほどです。黒い翅に白い模様があり、白黒のしま模様に見えます。夏型は後翅に目立つ赤い斑紋があります。
季節による姿
関東の外来集団では、春型は赤い斑紋がなく、全体に白っぽくなります。奄美や台湾、朝鮮半島の集団では、春型がこれほど白くなりません。

間違えやすい生き物

ゴマダラチョウHestina persimilis

ゴマダラチョウは後翅に赤い斑紋がなく、翅の黒い部分が白い部分より広いです。アカボシゴマダラの夏型には赤い斑紋があり、春型は白い部分が広いです。

間違えやすい理由同じ属で、同じエノキを食樹とし、白黒のまだら模様もよく似ているためです。

すむ場所

分布
1995年に埼玉県で初めて見つかり、1998年に神奈川県で定着が確認されました。その後、関東地方を中心に東海・近畿地方などでも見つかっています。奄美大島とその周辺の島には在来の亜種がいます。
好む環境
幼虫の食樹のエノキがある場所に現れます。

暮らし

活動
ゆったりと滑るように飛ぶ姿や模様が、毒をもつマダラチョウの仲間に似ていて、ではないかと考えられています。
冬越し
幼虫で冬を越します。関東では年3回発生し、一部が4回目の世代となって越冬幼虫になります。

繁殖と一生

増え方
メスは200個ほどの卵を産みます。
幼虫の食草
本土の外来集団の幼虫はエノキを食べます。奄美亜種はリュウキュウエノキを食べます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
現状
2018年1月15日に特定外来生物に指定され、飼育や生きたままの運搬、野外に放すことが原則禁止されています。奄美亜種は対象外で、環境省レッドリストで準絶滅危惧(NT)とされています。
脅威
同じエノキを食樹とする在来のゴマダラチョウやオオムラサキと競合するおそれがあります。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

アカボシゴマダラ(Hestina assimilis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo