クロヤマアリは、草地や市街地の開けた場所で見かける黒いアリです。土の中に巣を作り、アブラムシが出す甘い液を集めます。

姿・形

姿
は体長5 mm前後で、体は黒く光沢が弱いです。

間違えやすい生き物

クロオオアリCamponotus japonicus

クロヤマアリの働きアリは5 mm前後ですが、クロオオアリ(Camponotus japonicus)は7~12 mmと大きめです。クロオオアリは胸部を横から見ると上の線がなめらかな弧を描きます。

間違えやすい理由どちらも黒く、明るい草地や公園の地中に巣を作ります。

クロナガアリMessor aciculatus

拡大した横写真で胸と腹の間を見ます。クロヤマアリはくびれの節が1つ、クロナガアリ(Messor aciculatus)は2つあります。クロナガアリが草の種を運ぶ姿も手がかりです。

間違えやすい理由どちらも黒く、働きアリは約5 mmです。

黒いアリ3種の見分け方
働きアリの大きさ拡大写真の手がかり
クロヤマアリ約5 mmくびれの節は1つ
クロオオアリ7~12 mmくびれの節は1つ、胸の上が弧状
クロナガアリ約5 mmくびれの節は2つ、種を集めます

すむ場所

よく見られる場所
  • 草地
  • 低山地
  • 住宅地
  • 道路の分離帯
分布
日本各地の低地から開けた山地に広く分布します。国外では朝鮮半島、中国、モンゴル、ロシア極東にも分布します。
好む環境
日当たりのよい開けた地面を好み、地中に巣を作ります。
時期

日本の場合

繁殖 6〜7月

暮らし

食べ物
アブラムシが出す甘い液を集め、小さな昆虫も食べます。
活動
地表を活発に歩き回り、巣口の周りに掘り出した土が盛り上がることがあります。
群れの暮らし
死んだ仲間の体でが増えると、それを手がかりに死体を巣外へ運びます。

繁殖と一生

繁殖期
名古屋ではが6~7月に現れます。
巣
地中に大きな巣を作り、巣口は地面に直接開きます。

名前と分類

名前について
クロヤマアリはFormica fusca nipponensisとも呼ばれていました。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
クロヤマアリ(Formica japonica)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo