ニシキコウジュは、秋に赤みがかった紫色の小さな花が穂のように密に、片側だけに並んで咲くシソ科の多年草です。朝鮮半島と中国に自生し、日本では野生のものはふつう見られません。中国では銅の多い鉱山の土地に群生することで知られています。

姿・形

育つ姿
高さ60cmほどの多年草です。四角い茎が何本も株立ちし、よく枝分かれします。
葉
葉は対生し、先のとがった卵形で長さ1〜7cmです。縁にはぎざぎざがあり、全体に強い香りがあります。
花
長さ2〜5cmの花穂に、小さな花が片側に偏って密につきます。花の下のは腎臓形で先が針のようにとがり、紫色をおびます。
花の時期
朝鮮半島では9〜10月に咲きます。
実
11月ごろ、花のあとに小さな種がたくさん実ります。

間違えやすい生き物

ナギナタコウジュElsholtzia ciliata

ナギナタコウジュは一年草です。ニシキコウジュは多年草で、花が赤みの強い紫色、苞も紫色をおびます。

間違えやすい理由同じ属で、秋に香りのある花穂が片側向きに咲き、ナギナタコウジュは日本各地に自生しています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山野
  • 日当たりのよい山すそ
分布
朝鮮半島と中国(東北部から南部まで)に自生し、中国南部の銅鉱山地帯にも生えます。日本はふつう自生地に含まれません。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 中国では銅で汚れた土地に生えることから「銅草」と呼ばれ、銅を吸い上げる性質を生かして土壌をきれいにする研究が進められています。

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ニシキコウジュ(Elsholtzia splendens)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo