シンジュキノカワガは、ニワウルシ(シンジュ)の葉を食べて育つコブガ科の蛾です。とまっているときは前翅が木の皮のように見えますが、後翅は鮮やかな黄色です。以前は夏から秋に中国大陸から飛んでくるまれな蛾でしたが、近年は関東や関西など各地で見つかるようになり、日本に定着しつつある可能性があります。
姿・形
- 姿
- 前翅は緑がかった灰褐色に白い帯と黒い点があって木の皮のように見え、後翅は鮮やかな黄色で、先端は黒く青い色が混じります。
間違えやすい生き物
シンジュサンSamia cynthia
シンジュサンは翅を広げると11cmを超える大きな蛾で、茶色の翅に白い帯と三日月形の紋があります。幼虫も大きくなると白っぽい緑色で突起が並び、黄色と黒のしま模様のシンジュキノカワガの幼虫とは違います。
間違えやすい理由どちらもニワウルシの葉を食べ、名前も似ています。
すむ場所
- よく見られる場所
- ニワウルシのある公園
- 道ばた
- 里山
- 分布
- 熱帯から亜熱帯のアジアに広く分布します。日本では関東から関西の各地で記録が増えていて、冬を越す個体も見つかっています。
- 見られる時期
日本の場合
活動 7〜11月
暮らし
- 活動
- 昼間は木の幹にとまって木の皮にまぎれています。夜は灯りに飛んでくることがあります。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 成虫は7〜11月に見られ、特に9〜11月に多く見つかります。
- 増え方
- は木の皮を削って糸とつづり合わせ、木の皮そっくりの繭を作ります。繭に触れると中のさなぎが激しく動いて大きな音を出します。
- 幼虫
- 黄色と黒のしま模様で、白く長い毛が生えていて、葉の上でよく目立ちます。
- 幼虫の食草
- ニワウルシ(シンジュ)
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 以前は日本ではめったに見られないで、昆虫好きの人たちのあこがれの的でした。
- さなぎが音を出す理由ははっきりしておらず、天敵をおどかすため、警告のため、注意をそらすためなどの説があります。
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