エゾウコギは幹や枝に下向きの細い刺がびっしりつくウコギ科の低木で、日本では北海道の東北部(主に十勝・網走地方)に自生します。根などが薬用にされ、「シベリア人参」の名でも知られています。

姿・形

姿
高さ2~3mほどの落葉低木です。幹や枝に下向きの細い刺が密につき、ほかのウコギの仲間より刺が目立ちます。
葉
長さ3~7cmほどの葉柄の先に、5枚の小葉が手のひらのように広がるです。
花
枝先に小さな白っぽい花がまるく集まって咲きます。
花の時期
7~8月(北海道)
実
9~10月ごろ、直径5~6mmの丸い黒い実が熟します。実の中には半月形の種子が5~6粒入っています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山地の林
  • 沢沿い
分布
日本では北海道の東北部、主に十勝・網走地方に自生します。国外ではサハリン、ロシア極東、中国東北部、朝鮮半島に分布します。
好む環境
沢の中腹など、水はけがよく肥えた土地に生えます。
花の時期

7〜8月に咲きます

花 7〜8月 · 実 9〜10月

育て方

増やし方
種まきのほか、さし木やでも増やせます。
毒性
健康食品に使われますが、薬の代謝に影響し、ワルファリンや抗てんかん薬などとの飲み合わせや血圧の上昇に注意が必要と報告されています。

名前と分類

名前について
以前はAcanthopanax senticosusとも呼ばれていました。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 「蝦夷地のウコギ」という意味の名前です。
  • アイヌの人びとは民間薬として使っていました。開拓期に移り住んだ和人はその価値を知らず、刺の多い雑草として刈り払ったため、「ヘビノボラズ」という呼び名も付きました。
  • 旧ソ連の研究者がオタネニンジン(朝鮮人参)の代わりになる薬草として研究・紹介したことで、世界的に知られるようになりました。ただし、オタネニンジンとは別の属の植物です。

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エゾウコギ(Eleutherococcus senticosus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo