シロイルカ(ベルーガ)は、大人になると全身が白くなる、北極周辺の冷たい海にすむクジラです。多彩な鳴き声から「海のカナリア」とも呼ばれます。日本では各地の水族館で人気があり、北海道の根室海峡などでまれに野生の個体が記録されています。

姿・形

姿
体長はオスが最大5.5m、メスが最大4mほどです。子どもは灰黒色で生まれ、成長とともに白くなります。背びれはなく、額には形を変えられる丸いがあります。
声
口笛のような音やベルのような音など、約50種類の鳴き声が記録されています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 北極の海
  • 河口
  • 入り江
分布
北極海の沿岸、ベーリング海北部、オホーツク海、セントローレンス湾などに分布します。日本近海では、根室海峡(標津町周辺)、能取湖、噴火湾などで滞在した記録があり、京都府や山口県でも確認されたことがあります。
好む環境
春から夏は河口や入り江に集まり、冬は沖合や氷のすき間で過ごします。

暮らし

食べ物
魚やカニ、貝、ゴカイなどを食べ、食べ物は50~100種にもなると考えられています。海底に水を吹きつけたり吸い込んだりして獲物をとります。
感覚
クリック音などを出して、その反響で周りを知るを使います。首の骨がつながっていないので、頭を左右に大きく曲げられます。

繁殖と一生

繁殖期
交尾は2~5月で、4~8月に出産します。
妊娠期間
約14~15か月
一度に産む子の数
子1頭(出産間隔は約2年)
成熟まで
メスはおよそ6~14年で成熟し、オスはそれより少し遅いとされています。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
脅威
狩猟、環境汚染、船の増加や開発による騒音、水温の変化などが心配されています。

文化と話題

文化と話題
  • 日本では1976年に鴨川シーワールドで初めて一般公開されました。
  • 2004年に名古屋港水族館で、日本で初めてシロイルカの赤ちゃんが生まれました。
  • 名前のベルーガは、ロシア語で「白い」を意味する言葉に由来します。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

シロイルカ(Delphinapterus leucas)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo