クリカボチャ(セイヨウカボチャ)は、いま日本で栽培されるカボチャの主流です。1863年(文久3年)にアメリカから伝わり、はじめは北海道など涼しい地方で広まりました。ホクホクして甘い「えびす」や「みやこ」もこの種の品種です。
姿・形
- 育つ姿
- 地面をはって長く伸びる一年草のつる植物で、枝分かれしたで絡みつきます。
- 葉
- 葉は幅30cmほどの丸い形で、縁は浅く波打つか浅く裂け、触るとざらざらします。
- 花
- 黄色い大きな花で、1株に雄花と雌花が別々に咲きます。
- 実
- 果実は横に平たい丸形が多く、果皮は青皮・黒皮・赤皮に大きく分けられます。果肉は粉質でデンプンが多く、甘みが強いです。実の付け根()はスポンジ状に太り、溝がありません。
間違えやすい生き物
| 果柄 | 果肉 | 身近な例 | |
|---|---|---|---|
| クリカボチャ | 丸くスポンジ状、溝なし | 粉質で甘い | えびす、みやこ |
| ニホンカボチャ | 硬く角ばり、先が広がる | 水分が多く粘質 | 黒皮で縦溝の和種 |
| ウリカボチャ | 硬く、角と溝がはっきり | 品種によりさまざま | ズッキーニ |
すむ場所
- よく見られる場所
- 畑
- 家庭菜園
- 分布
- 南アメリカの高地(アルゼンチン北部のアンデス付近)で作物になったと考えられています。日本では大正時代に関東より南でも作られるようになり、収穫量は北海道が最も多いです。
- 好む環境
- 涼しく乾いた土地を好み、丈夫で育てやすいカボチャです。
名前と分類
- 名前について
- 野生の祖先はアルゼンチンとウルグアイに生える Cucurbita andreana で、セイヨウカボチャの野生亜種とされることもあります。
- 品種といろいろな姿
- 日本で主流の黒皮栗かぼちゃ(偏円形)のほか、1964年に育成された「えびす」、わき芽が少なく家庭菜園向きの「みやこ」などがあります。海外にはハバード、バターカップ、バナナ、ターバンなどの品種群もあります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 「カボチャ」の名は、ポルトガル語のカンボジア(Camboja)から来た「カンボジャ瓜」が変わったものとされます。
- 冬至にカボチャを食べる習慣は江戸時代の記録になく、明治以降に広まったとされます。
- 国内で出回るカボチャの約半分は輸入品で、輸入先はニュージーランドが最も多いです。
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