ヤマトゴキブリは日本在来のゴキブリで、寒さに強く、幼虫が雑木林の朽ち木の下などで冬を越します。家の中にも入りますが、屋外の林でも暮らすゴキブリです。
姿・形
- 姿
- 体長は2~3.5cmほどで、光沢の少ない黒褐色です。クロゴキブリよりひと回り小さく、ほっそりしています。の中央にへこみがあります。
- 季節による姿
- オスははねが腹の先より長く、飛ぶことができます。メスははねが腹の中ほどまでしかなく、飛べません。
間違えやすい生き物
クロゴキブリValidiblatta fuliginosa
クロゴキブリのほうが大きく(3~4cm)、つやがあります。ヤマトゴキブリはつやが少なく細身で、メスははねが短いので見分けやすいです。
間違えやすい理由どちらも黒っぽい大型のゴキブリで、ヤマトゴキブリのオスははねが長いためです。
すむ場所
- よく見られる場所
- 雑木林
- 朽ち木・樹皮の下
- 人家
- 農家・市場
- 分布
- 東北地方から中国地方が本来の分布域と考えられています。本来の分布域の外でも見つかっていて、北海道では2012年に札幌市で、九州(大分・宮崎)では1990年代以降に見つかっています。
- 好む環境
- 人家に入り込むほか、林にもすみ、樹液などを食べ物にすることもあります。住宅の気密化や近くの林が減ったことなどで、都市部では減ってきているといわれます。
- 見られる時期
日本の場合
活動 4〜9月
暮らし
- 活動
- 幼虫は4月から9月ごろに活動し、成虫は初夏に現れます。寒さにとても強く、ほかのゴキブリと違って氷の上を歩くこともできます。
- 冬越し
- 幼虫は若い時期と終齢のときに休眠し、朽ち木や樹皮の下で冬を越します。成虫になるまで1~2年かかり、2回冬を越す幼虫もいます。成虫の寿命は3~5か月です。
繁殖と一生
- 増え方
- メスは卵が十数個入ったを4~6日おきに何度も産みます。卵は1か月あまりでかえります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 和名の「ヤマト」は、日本の古い呼び名「大和」にちなみます。
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