パラミツ(ジャックフルーツ)は「世界最大の果実」とされ、大きいものは長さ90cm、重さ50kgほどになります。インド原産とされるクワ科の高木で、日本の野外には生えていません。日本では主に輸入果実として、缶詰やドライフルーツなどで出回っています。
姿・形
- 育つ姿
- 常緑の高木で、幹や枝を傷つけると白くねばる乳液が出ます。
- 葉
- 若木と成木で葉の形が大きく違い、種小名の heterophyllus もこの「いろいろな形の葉」を指しています。
- 花
- 雄花と雌花があり、雌花の集まりは幹や太い枝に直接つきます。
- 実
- 表面に小さな突起が並ぶ大きな果実で、幹や太い枝から直接ぶら下がります。熟すと黄色くなって強い甘い香りを放ち、中には種を包んだ果肉がたくさん入っています。
間違えやすい生き物
ドリアンDurio zibethinus
ドリアンの表面は鋭くとがったトゲに覆われ、パラミツは低く丸い突起が並びます。両者は近縁ではありません。
間違えやすい理由どちらも大きくてごつごつした、香りの強い熱帯の果物です。
すむ場所
- よく見られる場所
- 熱帯の果樹園
- 植物園の温室
- 分布
- インドからバングラデシュあたりが原産と考えられ、東南アジア・南アジア・アフリカ・ブラジルなどで栽培されています。東アジアでは台湾南部や中国の海南省などで育てられています。
- 好む環境
- 暖かい熱帯の気候を好みます。日本の野外では自生していませんが、植物園の温室で見られることがあります。
繁殖と一生
- 増え方
- 開花から実が熟すまで3~8か月ほどかかるとされます。
注意すること
- 注意すること
- 果実にも木にもねばる乳液が多く、切るときは手や包丁に油を塗ることが勧められます。
文化と話題
- 文化と話題
- 和名の「波羅蜜」はサンスクリット語の音訳とされます。「ナンカ」「南果」という別名もあります。
- 未熟な実は野菜として煮物や炒め物に使われ、加熱してほぐすと肉のような食感になるため代替肉にも使われます。種は焼くか茹でて食べます。
- 木材は家具や仏像、楽器に使われ、材から採れる黄色の染料は僧侶の衣を染めるのにも使われてきました。
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