カンボクは北海道や本州の山地に自生する落葉樹です。初夏には実をつける小さな花を大きな白い花が囲み、秋には赤い実が目立ちます。

姿・形

育つ姿
落葉するから小高木で、高さは2〜7mほどになります。樹皮は暗い灰褐色で、縦に目立つ割れ目が入ります。
葉
葉は3つに裂け、3本の太い葉脈が目立つので見分けやすいです。
花
中央に白い小さなが集まり、その周りを花びらの大きいが囲みます。
花の時期
5〜7月
実
赤く熟した丸い実が、冬まで枝に残ります。

間違えやすい生き物

ノリウツギHydrangea paniculata

ノリウツギの花の集まりは円すい形で、葉は丸みのある形です。カンボクは花の集まりが平たく、葉が三つに裂けます。

間違えやすい理由白い装飾花が目立つため、花だけ見ると似ています。

セイヨウカンボクViburnum opulus

どちらも葉が三つに裂け、白い花と赤い実をつけます。小さな花のおしべの先は、カンボクでは紫色、セイヨウカンボクでは黄色です。

間違えやすい理由花や葉の形がよく似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山地の林
  • 林縁
  • 湿り気のある場所
分布
日本では北海道や本州の山地に自生します。四国・九州の分布を挙げる資料もあります。国外では朝鮮半島や中国、シベリア東部にも分布します。
好む環境
山地のまばらな林の中や林の縁で、やや湿り気のある場所を好みます。
花の時期

5〜7月に咲きます

花 5〜7月

名前と分類

名前について
セイヨウカンボク(Viburnum opulus)のとして、Viburnum opulus var. sargentiiと呼ばれることもあります。
品種といろいろな姿
花がすべて装飾花になり、丸い花のかたまりを作るテマリカンボクや、実が黄色いキミノカンボクなどの品種が知られています。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
現状
京都府の2022年版レッドリストでは、府内で絶滅した種とされています。

文化と話題

文化と話題
  • カンボクの木は、日本で楊枝や房楊枝の材料に使われてきました。
カンボク(Viburnum sargentii)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo