ドクガは、幼虫ので激しいかぶれを起こす黄色いガで、チャドクガと並んで知られる毒蛾です。成虫は夏に灯りに誘われて家に入ることがあり、成虫の体にも幼虫時代の毒針毛がついていて、触れるとかぶれることがあります。

姿・形

姿
翅は濃い黄色で、前翅の中ほどに幅の広い「く」の字形の濃い褐色の帯があり、翅の先近くに黒い点がふつう2つあります。翅を広げると30〜40mmほどで、メスのほうが大きいです。

間違えやすい生き物

チャドクガArna pseudoconspersa

チャドクガは翅の長さが10〜20mmと小さく、「く」の字の帯が細めです。幼虫はチャ・サザンカ・ツバキなどツバキ類の葉を食べ、成虫は年2回出ます。

間違えやすい理由どちらも黄色い翅に「く」の字の帯があり、同じように毒針毛でかぶれを起こします。

モンシロドクガSphrageidus similis

モンシロドクガは翅がほぼ真っ白なので、黄色いドクガとは色で見分けられます。

マイマイガLymantria dispar

マイマイガのオスは濃い茶色から灰色、メスは淡い色で開張70〜93mmとずっと大きく、ドクガのような濃い黄色ではありません。

すむ場所

よく見られる場所
  • 雑木林
  • 果樹園
  • 庭・公園
分布
日本各地に広く分布します。国外では朝鮮半島、シベリア南東部、中国にもいます。
見られる時期

日本の場合

活動 6〜8月

暮らし

活動
成虫は年1回、6〜8月ごろに現れ、夜に灯りに集まります。
冬越し
夏にふ化した幼虫が落ち葉の下などで集団で冬を越し、春に再び集団で葉を食べはじめます。

繁殖と一生

幼虫
育ちきった幼虫は約40mmで、黒地にだいだい色の模様があります。ふ化後は集団でいて、育つにつれて分散します。
幼虫の食草
100種以上の植物を食べ、とくにサクラ・ウメ・ナシ・リンゴなどのバラ科、クヌギ・コナラ・クリなどのブナ科、マメ科、ツツジ類、カキの葉を好みます。

注意すること

注意すること
毒針毛は長さ0.1mmほどで、一度脱皮したあとの幼虫から育ちきった幼虫まで生えています。や繭、成虫の尾端の毛にも付いていて、刺されると赤く腫れ、かゆみが数週間続くことがあります。

名前と分類

名前について
以前は Euproctis subflava と呼ばれていました。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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ドクガ(Artaxa subflava)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo