コガタコガネグモは、コガネグモの仲間の中では小型のクモで、雌の体長は10mmほどです。腹部の黒い帯の中に赤っぽい帯が入るのが目印で、生け垣や草木の間に張った網の中央にX字形のをつけます。

姿・形

姿
雌の体長は約10mm、雄は約5mmです。腹部の背面は前半が金色の鱗で覆われ、後半は黄色の帯で区切られた幅広い褐色〜黒の帯の中に赤い帯が入ります。帯の色の濃さには個体差があります。

間違えやすい生き物

コガネグモArgiope amoena

大きさが違います。コガタコガネグモの雌は約10mmですが、コガネグモの雌は20〜30mmほどあり、ずっと大きいです。コガタコガネグモは腹部後半の黒い帯の中に赤っぽい帯が入ります。

間違えやすい理由黄色と黒の帯模様と、X字形の隠れ帯が似ています。

ナガコガネグモArgiope bruennichi

隠れ帯の形が違います。ナガコガネグモは縦に長いジグザグの帯を1本つけ、コガタコガネグモは2本を交差させたX字形につけます。

間違えやすい理由どちらも黄色と黒の帯模様があり、網に白い隠れ帯をつけます。

チュウガタコガネグモArgiope boesenbergi

チュウガタコガネグモは雌が17mmほどと大きく、腹部は黄色の地に黒い横帯が前後でつながって網目状になります。

間違えやすい理由形がよく似ていて、どちらもX字形の隠れ帯をつけます。

ムシバミコガネグモArgiope aetheroides

似た模様をもちますが、ムシバミコガネグモのほうがずっと大きくなります。南西諸島ではコガタコガネグモにも大きな個体がいるため、生殖器を調べないと見分けられないこともあります。

間違えやすい理由腹部の斑紋がよく似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 森林
  • 里山
  • 人家や神社のまわり
分布
本州(岩手県南部以南)、四国、九州、南西諸島に分布します。国外では台湾、韓国、中国、バングラデシュなどで知られています。
好む環境
平地から山地まで見られ、建物の壁、生け垣、木や草の間に網を張ります。
見られる時期

日本の場合

繁殖 9〜10月 · 活動 8〜10月

暮らし

活動
垂直なを張り、中央にX字形の隠れ帯をつけるか、その一部を省いた形でつけます。
冬越し
子グモはの中で冬を越し、春に出てきます。

繁殖と一生

繁殖期
成体は8〜10月に見られ、9〜10月ごろに産卵します。
巣
網から離れた場所に不規則な糸を張り、淡褐色の卵嚢を1〜3個つけます。
卵の数
卵嚢1つに卵300〜800個

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

コガタコガネグモ(Argiope minuta)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo