ヒメマルカツオブシムシは体長2〜3mmほどの小さな丸い甲虫で、幼虫が毛織物・絹・毛皮・標本などを食べる代表的な衣類害虫です。成虫は衣類を食べず、マーガレットなど白い花に集まって花粉や蜜をとります。日本全土に分布しています。

姿・形

姿
成虫は丸い体で、黒い地に白・褐色・黄色の鱗片がまだらにつき、全体に灰黄色に見えます。褐色と黒の横帯模様があります。

間違えやすい生き物

ヒメカツオブシムシAttagenus unicolor japonicus

ヒメカツオブシムシは体長3〜5mmとやや大きく、体は細長く全体が光沢のある黒褐色です。ヒメマルカツオブシムシは丸く、まだら模様の鱗片があります。

間違えやすい理由名前が似ていて、どちらも家の中で衣類を食べる小さな甲虫です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 人家
  • 花壇
分布
日本全土に分布し、世界各地にも広がっています。
好む環境
成虫は初夏に白い花によく集まり、幼虫は人家の衣類や標本などにつきます。

暮らし

食べ物
幼虫は動物性の繊維や角質を食べ、毛織物、絹、毛皮、乾燥標本、剥製などを食害します。植物性の製品をかじることもあります。成虫は花の花粉や蜜をとります。

繁殖と一生

繁殖期
年に1回発生し、幼虫で冬を越します。
卵の数
卵20〜100個
幼虫
幼虫は太めの円筒形で、毛におおわれています。尾の先の毛束にはがあり、敵にからみつかせて身を守ります。数回脱皮しながら育ち、成長に300日以上かかります。
寿命
成虫の寿命は2〜6週間ほどで、日本の資料では30〜50日とされています。

注意すること

注意すること
刺したりかんだりはしませんが、幼虫の抜けた毛に触れるとかゆい発疹が出ることがあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • かつては製糸工場で繭を食い荒らし、生糸産業の重要な害虫でした。

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ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasci)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo