ケブカコシブトハナバチは春に現れる毛深いハナバチで、農家の土蔵や土塀の壁、人里の切通しの斜面などに集団で巣をつくる、典型的な里の虫です。ブルーベリーの有力なとして知られ、1980年代には日本からアメリカへ導入されました。
姿・形
- 姿
- 体が密な毛におおわれた、ずんぐりしたハナバチです。メスはオスよりもはるかに重くなります。
すむ場所
- よく見られる場所
- 人里
- 農村
- 切通しの斜面
- 分布
- 本州、四国、九州に分布します。アメリカ東部(メリーランド州周辺)にも導入され、定着しています。
- 好む環境
- 土蔵や土塀の壁、切通しや林の縁の斜面など、乾いた土がむき出しになった場所に集団で営巣します。
- 見られる時期
日本の場合
活動 4〜5月
暮らし
- 食べ物
- いろいろな花から蜜と花粉を集めます。人里に多いレンゲ、シャクナゲやツツジ類、ナツグミ、ナタネなどを頻繁に訪れます。
- 活動
- 年1回、春に現れます。近畿・中国地方での出現期は4〜5月です。体温を調節する力にすぐれ、気温の低い日や雨の日にも花を訪れます。
- 群れの暮らし
- メスが単独で巣をつくるのハナバチですが、多くの巣が一か所に集まります。性質はおとなしいです。
- 冬越し
- 秋にはの中で成虫になっており、そのまま成虫で冬を越します。
繁殖と一生
- 巣
- 1本の坑道を下向きに掘り、奥から順にすき間なく育房を並べます。坑道あたりの育房は平均5.5個です。育房は中央がふくらんだ壺形で、内壁は分泌物で塗られてやや光沢があります。
名前と分類
- 名前について
- 以前はヨーロッパの Anthophora plumipes と同じ種、またはその亜種(A. plumipes villosula など)とされていました。最近の分類では、東アジアのこのハチを独立種 A. villosula として扱います。古くはケブカハナバチという和名も使われていました。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 飼育しやすく、ブルーベリーやハウスイチゴの送粉昆虫として利用する研究が進められています。花冠の口がせまいラビットアイ系ブルーベリーに特に向いているとされます。
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