シナハマダラカは水田や用水路で育つハマダラカで、かつて日本の三日熱マラリアの主な媒介蚊だったとされています。日本全国に分布し、主にウシなど大型の動物から吸血します。翅に黒と白のまだら模様があります。

姿・形

姿
体は暗色の蚊です。翅には暗色と淡色の鱗粉が混じったまだら模様があります。

間違えやすい生き物

イエカの仲間Culex

シナハマダラカの翅には黒と白のまだら模様がありますが、イエカの翅には模様がありません。

間違えやすい理由どちらも夜にヒトを刺す、身近な茶色っぽい蚊です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 水田
  • 用水路・側溝
  • 湿地
  • 池沼
  • 水たまり
分布
日本、朝鮮半島、中国、台湾など東アジアから東南アジアに分布します。日本では全国に分布し、日本で最もふつうのハマダラカとされています。
好む環境
幼虫は澄んだ止水やゆるやかな流れに住み、特に水田に多いです。

暮らし

食べ物
雌は主に大型の家畜から吸血し、近くに動物がいるとヒトを刺すことは比較的少ないです。
活動
夕暮れから夜明けまで吸血し、特に真夜中から午前4時ごろに多くなります。光に集まりますが、屋外での吸血を好みます。
冬越し
成虫が10月から3月ごろまで茂みの中で冬を越し、目覚めた春先には日中にも吸血します。

注意すること

注意すること
三日熱マラリアの原虫を運ぶことができます。日本ではヒツジやヤギに感染する指状糸状虫も媒介します。

名前と分類

名前について
以前は1種とされていましたが、現在はよく似た複数の種を含むと考えられています。日本で記載されたヤツシロハマダラカ(Anopheles yatsushiroensis)などの名前も、このグループに関係します。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 日本のは「瘧(おこり)」と呼ばれ、明治のころは各地にありましたが、大正から昭和の初めにかけて減り、昭和10年ごろには一部の地域に限られるようになりました。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

シナハマダラカ(Anopheles sinensis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo