ハラタケモドキは、食用のマッシュルームと同じハラタケ属の毒きのこで、食べると胃腸の不調を起こします。褐色の傘の表面が細かくひび割れて白い地に鱗片が散らばり、柄の根元は傷つくと鮮やかな黄色に変わります。北アメリカ東部で最初に知られたきのこで、日本でも記録されています。

姿・形

姿
傘は直径5〜14cmほどで、丸い形から平らに開きます。褐色の表皮が割れて淡い地が見え、中央は濃い褐色のまま残ります。柄の上部には薄い膜でできた白いがあります。ひだは初め白く、ピンク色を経て褐色から黒褐色になります。肉は白いですが、柄の根元は傷つくと黄色く変わります。

間違えやすい生き物

ハラタケAgaricus campestris

ハラタケは傘が白く、草地や芝生に生え、林の中ではまれです。傷ついても黄色くならず、くすんだ赤褐色になります。ハラタケモドキは傘の中央が濃い褐色で林に生え、柄の根元が黄色く変わります。

間違えやすい理由同じハラタケ属で、ひだがピンクから褐色に変わるところが似ていますが、ハラタケは食用きのこです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 林の中の地上
分布
北アメリカのロッキー山脈より東に広く分布し、日本でも記録されています。
好む環境
林の地面の落ち葉などを分解して育ちます。

注意すること

注意すること
食べると胃腸の不調を起こす毒があります。薬品(フェノール)のようなにおいがするハラタケ属は同じような中毒を起こすことが知られていますが、症状が出ない人もいます。

名前と分類

名前について
1878年に北アメリカのきのことして名付けられました。ヨーロッパでこの名前で呼ばれていたきのこは、現在は別種のAgaricus moelleriとされています。日本でこの名前で記録されたきのこが北アメリカの本種と同じかどうかは、はっきりしていません。日本ではよく似たナカグロモリノカサが別のきのことして挙げられています。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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ハラタケモドキ(Agaricus placomyces)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo