ヒトスジシマカは、黒い体に白い縞模様がある、日本でいちばん身近な「ヤブ蚊」の一つです。昼間に人を刺し、もともと北関東あたりが北限でしたが、今は北海道を除く全国に定着しています。2014年に東京の代々木公園を中心に起きたデング熱の国内流行では、この蚊がウイルスを運びました。

姿・形

姿
体長4.5mmほどの小さな蚊です。黒い体で、胸の背中側の真ん中に白い縦線が1本あり、脚にも白い帯があります。

間違えやすい生き物

アカイエカCulex pipiens

ヒトスジシマカは黒地にはっきりした白い縞がありますが、アカイエカにはこのような白黒の縞がありません。

間違えやすい理由どちらも夏に人を刺す身近な蚊です。

ヤマトヤブカAedes japonicus

ヒトスジシマカは胸の背中に白い線が1本だけですが、ヤマトヤブカは金色〜褐色の線が何本も並びます。後ろ脚のいちばん先の節は、ヒトスジシマカでは白く、ヤマトヤブカでは黒いです。

間違えやすい理由どちらも黒っぽい体で脚に白い帯がある、昼間に刺すヤブカの仲間です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 藪・雑木林
  • 公園
  • 墓地
  • 住宅地
分布
北海道を除く全都府県にすんでいます。分布の北限は1948年ごろ栃木県北部でしたが、2000年ごろに秋田・岩手、2015年以降は青森県でも見つかり、定着しています。
好む環境
は植木鉢の受け皿、空き缶、雨水ます、墓石の花立、古タイヤなどの人工の容器や、木のうろ、竹の切り株にたまった水で育ちます。
見られる時期

日本の場合

活動 5〜11月

暮らし

食べ物
血を吸うのは卵を作る栄養がいるメスだけで、オスは吸血しません。オスもメスもふだんは花の蜜や植物の汁を吸います。
活動
昼間に活動し、特に早朝と夕方によく刺します。日本では5月から11月ごろまで見られます。成虫が動く範囲は狭く、発生源から100m前後です。
冬越し
寒い地域では卵で冬を越します。

繁殖と一生

増え方
メスは水のたまった容器の内側の壁、水面のすぐ上に卵を産みつけます。卵は乾いた状態でも数か月生きられるため、古タイヤなどに付いたまま遠くへ運ばれることがあります。

注意すること

注意すること
デング熱、ジカウイルス感染症、チクングニア熱などのウイルスを運ぶことがあります。犬の犬糸状虫(フィラリア)もします。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
現状
世界のワースト100に選ばれています。中古タイヤに付いた卵などとともに世界中へ広がりました。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo