ヤドリギは、エノキやケヤキなどの落葉樹の枝に根を差しこんで暮らすの常緑低木です。自分で光合成をしながら水や養分の一部を宿主からもらい、葉の落ちた冬には梢に鳥の巣のような丸い緑のかたまりが目立ちます。冬に熟す淡黄色の実をレンジャクの仲間が食べ、種を枝に運びます。
姿・形
- 姿
- 緑色の茎が二股に何度も分かれ、長さ30〜100cmほどの枝が丸い株をつくります。
- 葉
- 葉は対生し、長さ2〜6cmの細長い形で、厚く革のような手ざわりです。
- 花
- で、黄色の小さな花をつけます。
- 花の時期
- 2〜3月に花が咲きます。
- 実
- 直径6〜9mmほどの丸い実で、11〜12月に淡黄色に熟します。まれに実が橙色〜赤く熟すものがあり、アカミヤドリギと呼ばれます。
間違えやすい生き物
ホザキヤドリギLoranthus tanakae
ホザキヤドリギは冬に葉を落とす落葉低木で、枝先の穂に淡黄色の楕円形の実がならびます。ヤドリギは冬も緑の葉と枝が丸い株になって目立ちます。
間違えやすい理由どちらもミズナラやブナなどの枝に寄生し、冬に黄色い実が目立ちます。
すむ場所
- よく見られる場所
- 山地の林
- 落葉広葉樹の枝の上
- 分布
- 北海道・本州・四国・九州に分布し、朝鮮半島や中国にも見られます。
- 好む環境
- おもにエノキ・ケヤキ・クリ・アカシデ・ヤナギ類・ブナ・ミズナラ・クワ・サクラなどの落葉広葉樹に寄生します。
- 花の時期
2〜3月に咲きます
花 2〜3月 · 実 11〜12月
繁殖と一生
- 種の広がり方
- キレンジャクやヒレンジャクが実を食べ、消化されずに出てきた種が粘りけで枝にくっつき、そこで芽を出して宿主に根を入れます。
名前と分類
- 名前について
- 日本ではセイヨウヤドリギ(Viscum album)の亜種 Viscum album subsp. coloratum として扱うことが多く、独立した種とする考え方もあります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 古い呼び名に、ホヨ・トビズタなどがあります。トビズタは、木から木へ移っていくと考えられたことなどに由来するとされます。
- 枝や葉は、腰痛や婦人病の薬になるとされてきました。
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