ヤマウルシは山や野の日当たりのよい場所に生える落葉樹で、ウルシと同じく樹液にふれると激しくかぶれることがあります。秋にはほかの木より早く赤く紅葉します。葉の形や枝ぶりが山菜のタラの芽で知られるタラノキに似ていますが、ヤマウルシにはトゲがありません。

姿・形

育つ姿
高さ2〜8mの落葉低木から小高木で、栽培されるウルシより背が低く、幹も細めです。
葉
で、小葉は4〜8対あり、両面に毛があります。成木の小葉はふちがなめらかですが、幼木では大きなギザギザがいくつか出ます。葉柄と葉軸は赤みを帯びます。
花
です。5〜6月に長さ15〜25cmの円錐花序に黄緑色の小さな花を咲かせます。
実
直径5〜6mmの平たい実で、かたい毛におおわれます。外皮が落ちたあとの白っぽい実が冬まで残ります。

間違えやすい生き物

タラノキAralia elata

タラノキは幹や葉にトゲがあります。ヤマウルシにはトゲがありません。

間違えやすい理由葉の形や枝ぶりが似ています。

ウルシToxicodendron vernicifluum

ヤマウルシは茎・葉・花・実に毛が多く、実がかたい毛におおわれます。ウルシはこうした毛が少なく、背も高くなります。

間違えやすい理由葉の形や木の姿がよく似ています。

ヌルデRhus chinensis

ヌルデは小葉のあいだの葉軸に翼があり、小葉のふちにギザギザがあります。ヤマウルシの葉軸には翼がありません。

間違えやすい理由どちらも羽状複葉で、秋に赤く紅葉します。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山地
  • 低地の林縁
  • 道端のやぶ
分布
北海道・本州・四国・九州に分布し、朝鮮半島と中国にも生えます。
好む環境
日当たりのよい開けた場所を好み、道ばたのやぶに幼木がよく芽生えます。
花の時期

5〜6月に咲きます

花 5〜6月

注意すること

注意すること
ほかのウルシ属と同じく樹液や葉の汁にを含み、ふれるとひどくかぶれます。

文化と話題

文化と話題
  • 「山に生えるウルシ」という意味の名で、栽培されるウルシと区別して呼ばれます。
  • 葉から染料がとれ、ウルシと同じように漆器にも使われてきました。果実からはろうがとれます。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ヤマウルシ(Toxicodendron trichocarpum)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo