ウシハコベは、ハコベを大きくしたような野草で、名前の「ウシ」も体が大きいことを表しています。日本各地の山野や市街地に広く見られます。花の中心のが5本あることで、ふつう3本のハコベの仲間と見分けられます。
姿・形
- 育つ姿
- で、ときに多年草になります。茎の下部は地をはい、上部は斜めに立ち上がって高さ20〜50cmほどになります。茎の節は紫色をおび、上部には腺毛があります。
- 葉
- 卵形から広卵形の葉が対生し、長さ1〜8cmとハコベより大きめです。下の葉には柄がありますが、上の葉は柄がなく茎を抱きます。
- 花
- 白い花びら5枚が根もと近くまで深く裂け、10枚あるように見えます。おしべは10本、花柱は5本です。
- 花の時期
- おもに4月から10月ごろ、春から秋にかけて咲きます。
- 実
- 果実は卵形ので、先が5つに裂け、それぞれがさらに2つに分かれます。種子は直径1mmほどで、表面に低い突起があります。
間違えやすい生き物
コハコベStellaria media
花の中心の花柱を数えると、ウシハコベは5本、コハコベは3本です。ウシハコベのほうが葉も株も大きくなります。花柱は小さいので、ルーペや拡大写真で確かめると確実です。
間違えやすい理由どちらも深く裂けた白い花びらをもつ小さな花で、同じような場所に生えます。
すむ場所
- よく見られる場所
- 山野
- 市街地
- 田畑
- 分布
- 北海道から九州まで日本全国に分布します。国外ではユーラシアと北アフリカに広く分布し、北アメリカ東部にもしています。
- 花の時期
4〜10月に咲きます
花 4〜10月
名前と分類
- 名前について
- 花柱が5本で果実が5つに裂けることから、ハコベ属とは別のウシハコベ属(Myosoton aquaticum)として扱う考え方もあります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- やわらかい葉は、ハコベの仲間とともに昔から小鳥のえさにされてきました。
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