ナナカマドは、秋に赤く紅葉し、赤い実を枝いっぱいにつける山の木です。「7度かまどに入れても燃え残る」ほど燃えにくいことが名の由来という説がよく知られています。北海道では街路樹として親しまれ、市町村の木に選ぶところが特に多いです。
姿・形
- 育つ姿
- 落葉する小高木から高木で、高さは山地では6〜10mほどです。
- 葉
- 長さ15〜25cmので、小葉は4〜7対です。小葉は細長く、ふちに鋭いぎざぎざがあります。
- 花
- 白い小さな花が平らな房状にたくさん集まって咲きます。
- 花の時期
- 5〜7月
- 実
- 9〜10月に直径5〜6mmほどの赤い実が熟します。苦みが強いですが、冬になると糖度が上がり、ツグミなどの鳥が食べます。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 山地の上部
- 亜高山帯の林
- 街路樹・公園
- 分布
- 北海道・本州・四国・九州から屋久島まで分布し、南千島、樺太、朝鮮半島にもあります。
- 好む環境
- 冷温帯の山地からの林に自生し、ブナ・ミズナラの林から森林限界付近まで見られます。
- 花の時期
5〜7月に咲きます
花 5〜7月 · 実 9〜10月
名前と分類
- 名前について
- 葉の裏に褐色の毛があるサビバナナカマドや、小葉が4〜6対と少なく幅が広くて短いツシマナナカマドを変種として分けることがあります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
文化と話題
- 文化と話題
- 名前の由来には、炭焼きで7日間かまどに入れたことから「七日かまど」が縮まったという説もあります。また、実際には薪としてよく燃えるという記述もあり、「燃えにくい」という通説は事実とは合わないようです。
- 材はかたく、ろくろ細工や彫刻に使われます。炭は火持ちがよく、ウナギのかば焼きに備長炭の代わりとして使われてきました。
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