トビズムカデは日本最大級のムカデで、ふつう体長8~15cm、ときに20cm近くになります。頭は赤褐色から赤色で、胴は暗い緑色をしています。北海道南部より南の日本各地に広く暮らし、家に入ってくることもあります。

姿・形

姿
頭と第1は赤褐色から赤色、ほかの背板は暗い緑色です。脚が黄色い個体や、頭と脚が朱色の個体など、色の変化が大きいです。

間違えやすい生き物

アオズムカデScolopendra japonica

アオズムカデは頭が暗い青色で、体と合わせて青または青紫色に見え、体長10cm前後とひと回り小さいです。トビズムカデは頭が赤褐色から赤色です。

間違えやすい理由同じ属の大きなムカデで、どちらも脚が21対あります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 朽ち木・落ち葉の下
  • 畑
  • 人家
分布
日本では北海道南部から沖縄まで分布します。中国や朝鮮半島にもすんでいます。
好む環境
やや湿り気のある場所を好みます。
見られる時期

日本の場合

活動 4〜11月

暮らし

食べ物
肉食で、ゴキブリ、バッタ、ガ、ネズミなどを食べます。
活動
外では春から晩秋まで活動します。暖かい地域や屋内では一年中見られます。

繁殖と一生

巣
メスは小さな穴に卵を産み、体を巻きつけて守ります。
成熟まで
幼体は2回ほど脱皮すると親から離れます。

注意すること

注意すること
毒にはヒスタミンに似た物質などが含まれ、かまれると激しく痛み、腫れや発熱が出ることもあります。かまれたら早めに医療機関にかかることがすすめられています。かまれる被害があるため、として扱われています。

名前と分類

名前について
以前はオオムカデ(Scolopendra subspinipes)の亜種として扱われることがありましたが、現在は独立した種Scolopendra mutilansとされることが多いです。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 中国では乾燥させたものを「蜈蚣(ごこう)」と呼び、伝統的な薬に使ってきました。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

トビズムカデ(Scolopendra mutilans)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo