ナナフシモドキは、木の枝そっくりの姿で、本州から九州の林に暮らすナナフシの仲間です。見つかるのはほとんどがメスで、メスだけで卵を産んで増えます。単に「ナナフシ」とも呼ばれます。

姿・形

姿
メスは体長7〜10cmの細長い昆虫で、オスはやや小さめです。体の色は緑色、黄緑色、黄褐色、暗褐色などで、はねはありません。

間違えやすい生き物

エダナナフシPhraortes illepidus

ナナフシモドキは触角が短く、前脚より短いです。エダナナフシは触角が長く、前脚と同じくらいあります。

間違えやすい理由どちらも細長い枝のような姿で、同じような林にいます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 雑木林
  • 公園の林
分布
本州(宮城・新潟県以南)・四国・九州に分布します。朝鮮半島にもすんでいます。
見られる時期

日本の場合

活動 4〜6月

暮らし

食べ物
サクラ、カシ、ナラ、エノキ、ヤマブキ、ヤマフジなどの葉を食べます。
活動
幼虫は4月後半から6月にかけてよく見られ、成虫は夏に現れて食べる木の上で暮らします。

繁殖と一生

増え方
メスだけで卵を産むで増えます。オスはごくまれで、2025年の研究ではオスが交尾しても子に遺伝子を残せないことが分かりました。卵は不規則にゆがんだ草の実のような形をしています。
幼虫
幼虫は成虫によく似た姿で、脚にしま模様があり触角が短いのが特徴です。

名前と分類

名前について
以前は Baculum irregulariterdentatum や Ramulus irregulariterdentatus という学名が多く使われていました。1907年に付いたこの名前は、1904年に先に付いた mikado と同じ種とされ、今は Ramulus mikado と書きます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 「七節」は節が七つという意味ではなく、節が多いことを表します。竹の枝に似ていることから「竹節虫」の字もあてられます。
  • はねがなく自分では遠くへ移動できませんが、ヒヨドリに食べられた卵の一部はふんと一緒に無事に出て、ふ化することが実験で確かめられています。遺伝子の調べからも、鳥に運ばれて遠くまで分布を広げてきた跡が見つかっています。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ナナフシモドキ(Ramulus mikado)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo