カワラサイコは、名前のとおり日当たりのよい河原や海辺の砂地に生えるバラ科の多年草です。6〜8月に径8〜15mmの黄色い花を次々と咲かせ、細かく裂けた葉の裏は白い綿毛におおわれています。

姿・形

育つ姿
根は太く木のように硬くなります。花をつける株は高さ30〜70cmになり、茎には長い毛があります。小さな株は葉を地面に広げた状です。
葉
で、小葉は15〜29枚あり、深く裂けます。小葉の間には小さな付属の葉片があります。葉の裏は白い綿毛が密生します。
花
茎の先に黄色い5弁花が集まって咲きます。花の径は8〜15mmです。
花の時期
6〜8月
実
長さ1.3mmほどの小さなをつけます。

間違えやすい生き物

ヒロハノカワラサイコPotentilla niponica

ヒロハノカワラサイコは小葉が7〜15枚と少なく、切れ込みが浅くて幅が広めで、小葉の間の付属の葉片がありません。カワラサイコは小葉が多く、細く深く裂けます。

間違えやすい理由同じような砂地に生え、黄色い花と羽状の葉がよく似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 河原
  • 海岸の砂地
分布
日本では本州・四国・九州に分布します。国外では朝鮮半島、中国大陸、台湾、ロシア極東に見られます。
好む環境
ほかの草木が育ちにくい乾いた砂地や砂礫地に、根を深く伸ばして生えます。植生が茂ってくると姿を消してしまう、特殊な場所に限られる植物です。
花の時期

6〜8月に咲きます

花 6〜8月

名前と分類

名前について
ヒロハノカワラサイコ(Potentilla niponica)は日本の図鑑では別の種として扱われますが、カワラサイコと同じ種とみなす分類もあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
現状
環境省のレッドリストには載っていませんが、護岸工事や海岸の砂防工事、外来植物の侵入で砂地が変わり、京都府では絶滅危惧種に選ばれています。

文化と話題

文化と話題
  • 「河原柴胡」と書きます。河原に生え、太い根が薬草として知られるセリ科のミシマサイコ(柴胡)に似ることから名づけられました。

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カワラサイコ(Potentilla chinensis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo