ハシブトガラは日本では北海道の林にすむ小鳥です。コガラ(Poecile montanus)によく似ているので、姿だけで迷ったら声も確かめると役立ちます。冬には木の穴をねぐらに使います。

姿・形

姿
全長約12cmで、頭は黒く、ほおは白っぽい鳥です。コガラと姿がよく似ており、羽の色だけで見分けるのは難しいことがあります。
声
「チチ」「ジェージェー」とコガラより強い声で鳴きます。さえずりは澄んだ声で「ピヨピヨピヨ」とくり返します。

間違えやすい生き物

コガラPoecile montanus

羽色だけでは識別が難しいことがあります。ハシブトガラの「チチ」「ジェージェー」という強めの声も確かめてください。

間違えやすい理由北海道では両種とも黒い頭と白っぽいほおを持ちます。

シジュウカラParus cinereus

シジュウカラ(Parus cinereus)には胸から腹へ黒い太い線が見えます。ハシブトガラにはその線がありません。

間違えやすい理由どちらも頭が黒く、ほおが白っぽいです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 落葉広葉樹林
  • 針広混交林
  • 湿地の林
  • 川辺の林
分布
日本では北海道にとしてすんでいます。国外ではヨーロッパからロシア、中国、朝鮮半島まで広く分布しています。
いる時期
北海道の留鳥です。
好む環境
平地から山地のやにすみ、湿った林や川沿いの藪の多い林を好みます。コガラより低い土地に多いとされています。
時期

日本の場合

繁殖 4〜7月

暮らし

食べ物
主に昆虫やクモを食べ、冬は木の実や種子も食べます。
活動
北海道では冬の夜に木の穴で休むことがあります。
群れの暮らし
繁殖期以外は小さな群れになり、ほかのカラ類とをつくって林を移動します。

繁殖と一生

繁殖期
4〜7月
巣
木の穴やキツツキの古巣に、コケや獣の毛で巣をつくります。
卵の数
卵5〜8個
抱卵
13〜17日(メスだけが卵を温めます)
巣立ち
ふ化後16〜21日

名前と分類

名前について
以前は Parus palustris とも呼ばれていました。北海道にすむは Poecile palustris hensoni です。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
ハシブトガラ(Poecile palustris)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo