ツルヨシは、川の上流から渓流にかけての日当たりのよい砂地に群生するヨシの仲間です。地面の上をはう長いつる()を伸ばし、節ごとに根を下ろして広がります。名前の「ツル」はこのつるに由来します。
姿・形
- 育つ姿
- 高さは普通1.5~2mで、最大3mほどになる多年草です。渓流では低めです。地上や浅い水中をはう匍匐茎を伸ばし、節に白い毛が密生します。
- 葉
- 葉は長さ10~30cm、幅2~3cmで先がとがります。の上部が赤みを帯びることが多いです。
- 花
- 8月以降に穂を出します。穂をつくる小穂はヨシより小さいです。
間違えやすい生き物
ヨシPhragmites australis
ヨシの匍匐茎は地下を走ります。ツルヨシは茎が地上をはい、節に白い毛が密生し、葉鞘の上部が赤みを帯びます。小穂のつくりにも違いがありますが、ルーペでの確認が必要です。
間違えやすい理由同じ属で、葉や穂がとてもよく似ています。
すむ場所
- よく見られる場所
- 河川上流の砂礫地
- 渓流沿い
- 浅い水辺
- 分布
- 日本では本州から沖縄諸島まで分布します。国外では国後島、朝鮮半島、中国東北部、ロシア極東にも分布します。
- 好む環境
- 日当たりのよい川岸の砂地に多く、ネコヤナギと一緒に生えていることがよくあります。
- 花の時期
8〜9月に咲きます
花 8〜9月
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
- 脅威
- 小さなビオトープでは勢いよく広がりすぎることがあり、根が深いため抜き取るのも大変です。
文化と話題
- 文化と話題
- 川岸を安定させる力が評価され、多自然型の護岸やビオトープづくりに使われています。
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