カワウは、川や湖で魚を追って潜り、岸では翼を大きく広げて乾かす姿が目立つ水鳥です。日本では主に本州以南の河川・湖沼・内湾にすみ、北海道では生息と繁殖が確認されています。

姿・形

姿
全長約80~85cmで、褐色味のある黒い体です。繁殖期には頭と腰に白いが現れます。

間違えやすい生き物

ウミウPhalacrocorax capillatus

ウミウ(Phalacrocorax capillatus)は成鳥の背に緑色の光沢があり、くちばしの付け根の黄色い羽毛のない部分が、くちばしの端で三角形に尖ります。カワウは褐色味があり、黄色い羽毛のない部分の後端が尖りません。

間違えやすい理由どちらも大型で黒く、海岸では同じ場所に現れることがあります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 河川・湖沼
  • 内湾・河口
  • 海岸
分布
日本では主に本州以南に分布し、北海道でも生息と繁殖が確認されています。日本の個体群はP. c. hanedaeとされています。
いる時期
長距離の渡りは基本的に行いませんが、季節によって海岸と内陸の餌を探す場所を移します。
好む環境
魚を捕れる水辺と、夜を過ごしたり巣を作ったりできる樹木・崖・人工物が近い場所を利用します。
記録される時期

一年中、毎年記録されています

日本での観察2,903件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
魚を主に食べ、海水・・淡水のいずれでも潜水して捕らえます。
活動
昼に活動し、とくに早朝によく餌を探します。休むときは翼を広げて乾かす姿が見られます。
群れの暮らし
群れで移動や休息をし、水辺の木や崖などにねぐらとを作ります。

繁殖と一生

繁殖期
繁殖期は地域によって大きく違い、下北半島では3月中旬~9月、愛知県や大分県では1~7月の記録があります。
巣
細い枝、枯れ草、青葉などを組み、直径40~60cmほどの皿形の巣を作ります。
卵の数
1~7個で、3個が最も多いです。
抱卵
卵を温める期間は24~32日です。
巣立ち
ふ化後31~59日ほどで巣立ちます。

名前と分類

名前について
本種には世界のほかの地域にすむ亜種も含まれます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • 日本では2007年度からに加えられ、地域ごとに被害対策と保護管理が行われています。
カワウ(Phalacrocorax carbo)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo