スジエビは日本の川や池、湖に暮らす在来の淡水エビです。体はほとんど透明で、7本の黒褐色の帯模様が名前の由来です。釣り餌の「シラサエビ」として売られ、琵琶湖周辺では大豆と煮た「えび豆」にもなります。モエビ、カワエビとも呼ばれます。
姿・形
- 姿
- 体長はオスが約3.5cm、メスが約5cmです。生きているときは体が透けて内臓が見え、死ぬと白く濁ります。額のとげ(額角)は長く、5対の歩脚のうち前の2対にはさみがあります。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 川
- 池・沼
- 湖
- 分布
- 本州から九州、種子島・屋久島に分布し、朝鮮半島南部にもいます。ただし北海道や東北、日本海側の集団は、2019年にキタノスジエビとして別種に分けられました。沖縄島には本来いませんでしたが、1975年に持ち込まれたものが中部の川やダムに定着しています。
- 好む環境
- 主に淡水にすみます。昼は石の下や水草のかげに隠れています。
暮らし
- 食べ物
- 水生昆虫や小さな甲殻類、貝、ミミズ、動物の死骸などを食べる肉食寄りの雑食で、藻や水草も食べます。大きな個体はメダカなどの小魚を食べることもあり、餌が少ないと共食いもします。
- 活動
- 夜に活発に動き回ります。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 春から秋にかけて産卵し、特に初夏に多くなります。産卵の時期は日の長さではなく水温で決まります。
- 増え方
- メスは1〜2mmほどの緑褐色の卵をに抱いて約1か月守ります。テナガエビやヌマエビより卵は大きく数は少なめです。ふ化した幼生は20〜30日ほど水中をただよい、約5mmの稚エビになって底に降ります。
- 寿命
- 2〜3年ほどです。
名前と分類
- 名前について
- 遺伝的に異なるいくつかのタイプがあることがわかっています。宮城県以北や北海道、日本海側にいた集団は、2019年にキタノスジエビ(Palaemon septemtrionalis)として別種に分けられました。残りの集団の扱いはまだ決まっていません。
文化と話題
- 文化と話題
- 殻がやわらかいので丸ごと食べられ、唐揚げや佃煮にされます。寄生虫の心配があるため生では食べません。
ほかの生き物も見てみる
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