アイスランドポピーは、名前と違ってアイスランドではなく、シベリア・極東ロシアと北アメリカの寒い地方に自生するケシの仲間です。日本では秋にたねをまいて春に咲かせる草花として育てられ、公園の花畑などにも植えられます。花は薄い紙のような花びらで、色は黄・オレンジ・ピンク・白などさまざまです。

姿・形

姿
根もとに羽のような葉が集まり、高さ30cmあまりの花茎の先に花をひとつずつつけます。野生の花は白か黄色です。
花
4枚の薄い花びらがカップ形に開き、ほのかな香りがあります。

間違えやすい生き物

ヒナゲシPapaver rhoeas

ヒナゲシはふつう鮮やかな赤い花で、花びらのつけ根に黒い斑があることが多いです。アイスランドポピーは葉のない花茎が根もとからまっすぐ伸び、花色は黄・白・オレンジ・ピンクなどさまざまです。

間違えやすい理由どちらも花びらの薄いポピーで、花壇で育てられます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 寒冷地
  • 花壇
  • 花畑
分布
シベリアから極東ロシアと北アメリカの亜寒帯に自生します。日本では野生では見られず、栽培される花です。

育て方

育て方
本来は短命な多年草ですが暑さに弱いため、日本ではふつう秋まき一年草として育てます。根がまっすぐ伸びて植え替えを嫌うので、9月末~10月に水はけのよい土へ直まきします。
毒性
ほかのケシ類と同じく有毒なを含みます。モルヒネのような麻薬成分は含みません。

名前と分類

名前について
長くPapaver nudicauleの名で呼ばれてきましたが、2021年に寒冷地のケシがOreomecon属に分けられ、今の学名になりました。和名シベリアヒナゲシもありますが、今はほとんど使われません。
品種といろいろな姿
花屋で見る園芸品種は、野生種そのままではなく、この種を親の一つとして交配・選抜してつくられたものと考えられています。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 「アイスランド」の名は発見地の寒い気候にちなんだもので、アイスランドという国とは関係がないといわれます。
  • 花もちがよく切り花として人気があります。切り口から出る白い乳液が水を吸い上げにくくするので、切り口を焼くか湯につけて長もちさせます。
  • 花言葉は「慰め」です。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

アイスランドポピー(Oreomecon nudicaulis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo