ムラサキイガイは、ヨーロッパで「ムール貝」として食べられている地中海原産の貝です。日本では1932年に神戸港で初めて見つかり、船について全国の港や海岸に広がりました。
姿・形
- 姿
- 殻はやや片寄った水滴形で、外側は黒紫色から黒褐色、内側は青白い真珠光沢があります。ふつう5〜9cmで、大きいものは10cmを超えます。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 港の岸壁
- 岩礁
- 養殖いかだ
- 分布
- 1950年代ごろまでに日本各地に広がり、いまではほぼ全国の沿岸で見られます。
- 好む環境
- 内湾や港など波の穏やかな場所に多く、岩や人工物、船底に足糸でくっついて暮らします。高水温には弱く、水温が29℃を超えて全滅した例もあります。
暮らし
- 食べ物
- 海水をこして、プランクトンなどを食べます。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 繁殖期は冬です。
注意すること
- 注意すること
- 貝毒をためやすく毒が抜けにくい貝で、2013年4月には大阪湾でとれた本種を食べたことによる食中毒が起きています。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
- 現状
- かつて外来生物法のに指定されていましたが、この区分は2015年に廃止され、いまは環境省のリストに載っています。世界と日本の侵略的外来種ワースト100の両方にも選ばれています。
- 脅威
- カキやフジツボなど在来の付着生物と場所を争い、北海道では近縁のキタノムラサキイガイとの交雑も心配されています。養殖いかだや発電所の取水設備にも付いて被害を出します。
文化と話題
- 文化と話題
- 足糸の強い接着力は、水中で使える接着剤の研究対象にもなっています。
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