コジャノメは、薄暗い林の中を低くちらちらと飛ぶ茶色のジャノメチョウの仲間です。よく似たヒメジャノメより翅の裏が濃い色で、白い帯がやや紫がかって見えるのが見分けのポイントです。暖かい地方では5月上旬から9月ごろまで見られ、年に2回(地域によっては3回)発生します。

姿・形

姿
大きさはモンシロチョウくらいです。翅の表は一様な茶褐色で、前翅に大きな目玉模様があります。後翅の裏には目玉模様が7つほど並ぶことがありますが、地域や季節で差があります。
季節による姿
は目玉模様が大きくなり、白っぽい帯の内側と外側で地色の差がほとんどなくなります。

間違えやすい生き物

ヒメジャノメMycalesis gotama

コジャノメは翅の裏の地色が濃く、白い帯が弧を描いてやや紫藍色を帯びます。ヒメジャノメは帯が黄色みを帯びます。

間違えやすい理由大きさも模様もよく似ていて、同じ時期に見られます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 林
  • 林の周り
分布
日本では東北地方南部から四国・九州まで分布します。北海道や対馬・種子島・屋久島にはいません。青森県などでは迷い込んだ個体が見つかることがあります。国外では朝鮮半島、台湾、中国から東南アジア、ヒマラヤまで広く分布します。
好む環境
低地から山地まで見られますが、すみかは森林とその周りに限られ、高い山や都市化した場所にはいません。暗い場所を好みます。
見られる時期

日本の場合

活動 5〜9月

暮らし

食べ物
成虫は花や樹液、鳥のふんに集まります。
活動
茂みの中では低いところをちらちら飛び、長い距離は飛ばずにすぐ止まります。同じく薄暗い林にいるクロヒカゲより、草の間を低く飛ぶ傾向があります。
冬越し
幼虫で冬を越します。

繁殖と一生

幼虫の食草
幼虫はチヂミザサやススキなどのイネ科植物を食べます。

名前と分類

名前について
日本のものは亜種 M. f. perdiccas、台湾のものは M. f. formosana とされています。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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コジャノメ(Mycalesis francisca)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo