コウモリカズラは、葉の形がコウモリの翼に似ていることから名づけられたつる植物です。葉柄が葉の縁ではなく少し内側につく楯形の葉が目印です。秋にブドウのような黒紫色の実をつけますが、有毒です。

姿・形

育つ姿
冬に葉を落とすつる性の木本です。
葉
葉は互生し、腎円形で3〜7(ときに9)に浅く裂けます。葉の裏はやや白っぽい色です。
花
葉のわきから出る小さなに、淡い黄色の小さな花をつけます。です。
花の時期
5〜6月
実
果実は黒紫色に熟し、中の種子は三日月のように曲がっています。

間違えやすい生き物

アオツヅラフジCocculus orbiculatus

アオツヅラフジの葉は広い卵形で、浅く2〜3裂することがあります。コウモリカズラの葉は腎円形で、葉柄が葉の縁より少し内側に楯のようにつきます。

間違えやすい理由同じツヅラフジ科のつる植物で、黒っぽい実をつけます。

イシミカワPersicaria perfoliata

イシミカワは葉が三角形で、茎や葉脈に下向きの小さなとげがあり、茎を丸く囲む葉のようながつきます。コウモリカズラにはとげがなく、葉は丸みがあります。

間違えやすい理由どちらも葉柄が葉の内側につくつる植物です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山地
  • 林のふち
分布
北海道・本州・四国・九州の山地に分布し、朝鮮半島、中国、シベリア東部にもあります。
好む環境
山地でふつうに見られます。
花の時期

5〜6月に咲きます

花 5〜6月

注意すること

注意すること
コウモリカズラ属の植物は全体にダウリシンなどの有毒成分を含みます。果実がブドウに似ていますが、食べてはいけません。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
現状
全国では山地にふつうの植物ですが、京都府ではまれで、レッドデータブックの準絶滅危惧種です。森林伐採や林道の新設が減少の原因とされています。

文化と話題

文化と話題
  • 中国では根や茎を民間薬として使ってきました。中国名は「蝙蝠葛」です。

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写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

コウモリカズラ(Menispermum dauricum)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo