タイワンザルは台湾だけに自然分布するサルで、ニホンザルに近い仲間ですが、尾がずっと長いのが特徴です。日本では動物園や観光施設などから逃げたり放されたりした群れが野生化してニホンザルとの交雑が問題になり、に指定されています。

姿・形

姿
頭胴長はオス40〜55cm、メス36〜50cmほどで、尾は26〜45cmと頭胴長の7割ほどあります。体は灰褐色で、四肢は黒っぽく見えます。オスはメスより大きいです。

間違えやすい生き物

ニホンザルMacaca fuscata

尾の長さがいちばんの違いです。ニホンザルの尾は短く、タイワンザルの尾は頭胴長の7割ほどあり、先端まで太く長いです。交雑個体の尾は両者の中間で幅が大きく、尾だけでは見分けにくいことがあります。

間違えやすい理由近縁で体つきや毛色が似ており、日本では交雑個体も見つかっています。

アカゲザルMacaca mulatta

アカゲザルの尾は20cm余りで頭胴長の半分に届かず、顔は毛のないピンク色です。

間違えやすい理由同じマカク属で、毛色が似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山地の森林
  • 竹林
  • 草地
分布
台湾の固有種です。日本では伊豆大島に定着しているほか、和歌山県や青森県の下北半島でも野生化した群れが見つかりました。
好む環境
原産地の台湾では標高100mから3,600mまでの森林や竹林、草地にすみます。

暮らし

食べ物
果実、若葉、芽、種子などを主に食べ、昆虫やカタツムリ、鳥の卵も食べます。サツマイモやラッカセイなどの農作物を食べることもあります。
活動
昼行性で、樹上と地上の両方で活動します。に食べ物をためて、安全な場所で食べます。
群れの暮らし
複数のオスとメスからなる群れで暮らします。メスは生まれた群れに残り、オスは大人になる前に群れを離れます。

繁殖と一生

繁殖期
台湾では11〜1月に交尾し、4〜6月に出産します。
妊娠期間
約165日
一度に産む子の数
1回に1頭

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
日本では外来生物法の特定外来生物(2005年指定)で、にも選ばれています。和歌山県では捕獲が進められ、2017年に根絶が宣言されました。

文化と話題

文化と話題
  • 種小名cyclopisは、ギリシャ神話の一つ目の巨人キュクロープスにちなみます。
  • 英名の「rock」は、洞窟や岩陰にすむと報告されたことに由来します。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

タイワンザル(Macaca cyclopis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo