ヒガンバナは田畑のあぜや土手、墓地で見られる多年草で、秋の彼岸ごろに葉のない茎に赤い花を咲かせます。花が終わってから葉を出し、冬を越して春には葉が枯れます。マンジュシャゲとも呼ばれます。

姿・形

育つ姿
地下のから、高さ約30~50 cmの葉のない花茎を伸ばします。
葉
花後の晩秋に細い葉が束になって出て、冬を越し、翌年3~4月ごろに枯れます。
花
朱赤色の細いが強く反り返り、長い雄しべが外へ突き出します。
花の時期
日本では主に9月に咲きます。

間違えやすい生き物

ナツズイセンLycoris squamigera

ナツズイセンは夏に淡い桃紫色の大きな花を咲かせます。ヒガンバナは主に9月に鮮やかな赤い花を咲かせ、細い花被片と長い雄しべが目立ちます。

間違えやすい理由どちらも葉のない花茎を急に伸ばすリコリスの仲間です。

キツネノカミソリLycoris sanguinea

キツネノカミソリは8~9月に橙色の花を咲かせ、花被片の縁はほとんど波打ちません。ヒガンバナは赤い花で、花被片が強く反り返って波打ちます。

間違えやすい理由林縁などで葉のない花茎に花を付ける姿が似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 田畑のあぜ
  • 土手
  • 墓地
  • 人里
分布
中国原産とされ、日本では本州・四国・九州を中心に人里近くで広く見られます。
花の時期

9月に咲きます

花 9月

繁殖と一生

増え方
日本で広く見られる株はほとんど種子を作らず、鱗茎が分かれて増えます。

注意すること

注意すること
鱗茎などに毒があるので、口に入れないでください。

名前と分類

名前について
白いシロバナマンジュシャゲは、ヒガンバナと別の種が交わってできた雑種として紹介されています。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 秋の彼岸のころに咲くことが、ヒガンバナという名の由来です。
  • 墓地や田のあぜに植えられてきました。
ヒガンバナ(Lycoris radiata)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo