アカシジミは、翅の表が雌雄ともあざやかな橙色になる小さなシジミチョウです。日本各地のにすみ、幼虫はコナラやクヌギなどの若葉を食べます。昼間は梢でじっとしていて、夕方になると活発に飛びます。

姿・形

姿
16〜22mmほどです。翅の表は雌雄とも橙色で、裏には白い線でふちどられた黄褐色の帯があります。後翅の端に、先が白い黒い尾が1対あります。雌は前翅の外側のふちが雄より丸みをおびます。
季節による姿
年に1回、5〜6月(寒い地域では7月)に成虫が現れます。

間違えやすい生き物

ウラナミアカシジミJaponica saepestriata

翅の裏を見ると区別できます。ウラナミアカシジミは淡い橙色の地に角ばった黒い斑点が散らばりますが、アカシジミは黒い斑点ではなく、白い線でふちどられた黄褐色の帯があります。

間違えやすい理由同じ属で翅の表がどちらも橙色、同じような雑木林に初夏に現れます。

キタアカシジミJaponica onoi

キタアカシジミは翅の地色がやや淡くて色のコントラストが弱く、裏の白い線がぼやけて見えます。ただし模様だけでは見分けにくい個体もあり、確実な識別にはを調べる必要があります。

間違えやすい理由長いあいだアカシジミの亜種とされていたほど似ています。北海道や東北北部ではカシワの林で見られます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 雑木林
  • ナラ・カシの林
分布
日本では北海道から九州まで分布するとされます。ただし北海道や東北地方北部の内陸にすむ、よく似たものは、いまはキタアカシジミという別種として分けられています。国外では朝鮮半島、中国北部・東北部、ロシア極東に分布します。
好む環境
木の茂った林にすみ、成虫は林からほとんど離れません。
見られる時期

日本の場合

活動 5〜7月

暮らし

活動
昼間はあまり動かず、夕方に活発になります。梢で休んだり縄張りを張ったりしていて、早朝以外はほとんど下に降りてきません。クリの花で蜜を吸う姿が見られます。
冬越し
卵で冬を越します。

繁殖と一生

幼虫の食草
コナラ、クヌギ、カシワなどの落葉するナラ類と、アカガシ、アラカシなどの常緑のカシ類の葉を食べます。幼虫は新芽を好みます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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アカシジミ(Japonica lutea)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo