コニシキソウは道ばたや畑で地面をはうように広がる小さな一年草で、葉の真ん中にある暗い紫色の斑紋が目印です。北アメリカ原産ので、1895年に牧野富太郎が東京湾の本牧岬の近くで初めて記録しました。茎を切ると白い乳液が出ます。

姿・形

育つ姿
茎はよく枝分かれして地面をはい、長さ6.5〜38cmほどになります。茎は赤みや暗い紫色を帯び、白い毛があります。茎の節から根を出すことはありません。
葉
葉は対生し、柄を含めて長さ1cmほどです。上半分のふちに細かいぎざぎざがあり、表面は濃い緑色で、中央に暗紫色の斑紋があります。
花
葉のつけ根に、小さな杯の形をした花の集まりがかたまってつきます。
花の時期
日本では夏から秋に花を咲かせます。
実
実は3つの稜がある卵形で長さ約1.3mm、短い毛が密に生えています。

間違えやすい生き物

ニシキソウEuphorbia humifusa

ニシキソウは葉に紫色の斑紋がなく、実にまったく毛がありません。コニシキソウは実に短い毛が密に生えています。

間違えやすい理由どちらも地面をはう小さな葉の草で、同じような場所に生えます。

オオニシキソウEuphorbia nutans

オオニシキソウは茎が斜めに立ち上がり、全体に大きく、実に毛がありません。コニシキソウは地面をはいます。

間違えやすい理由同じなかまの帰化植物で、古い文献では学名も取り違えられていました。

ハイニシキソウEuphorbia prostrata

ハイニシキソウは葉に斑紋がなく、葉が短くて先が丸みを帯びます。実の毛はおもに稜の上に生えます。

間違えやすい理由同じように地面をはって広がる帰化植物です。

地面をはうニシキソウのなかま
葉の斑紋実の毛
コニシキソウ暗紫色の斑紋がある全体に密に生える
ニシキソウないない
ハイニシキソウないおもに稜の上だけ

すむ場所

よく見られる場所
  • 道ばた
  • 畑
分布
北アメリカ原産です。日本では北海道から琉球まで全国の畑や道ばたに見られ、身近な雑草のなかでも特によく見られる種です。
好む環境
日当たりのよい場所を好み、荒れた土や人の手が入った土地でもよく育ちます。

育て方

増やし方
種子でふえます。1株で数千個の種子をつけ、芽生えから5週間ほどで種子をつけ始めることもあります。
毒性
白い乳液は皮膚や目を刺激することがあります。抜くときは手袋をすると安心です。

名前と分類

名前について
古い図鑑や文献では、Euphorbia maculataという学名が長くオオニシキソウに使われていました。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 和名は「小さいニシキソウ」という意味で、在来のニシキソウより小さいことからつけられました。「小錦」という力士の名とは関係ありません。
  • コニシキソウが広がるにつれて、在来のニシキソウは置き換わるように減ってきたといわれます。

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コニシキソウ(Euphorbia maculata)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo