ヒメウコギは中国原産の落葉低木で、枝に鋭い刺があり、葉は5枚の小葉が手のひらのように広がります。山形県米沢などでは古くから生垣に植えられ、春の若葉を「うこぎ飯」などにして食べてきました。単に「ウコギ」とも呼ばれます。

姿・形

育つ姿
高さ2〜3mほどになる落葉低木です。枝は灰白色で細かく枝分かれし、太く鋭い刺がまばらにつきます。
葉
5枚の小葉からなるで、長い葉柄につきます。
花
で、短い枝の葉の間から緑白色の小さな花が球状に集まって咲きます。日本では通常、雌株しか見られないとされています。
花の時期
5〜6月
実
球形の果実で、熟すと黒くなります。

間違えやすい生き物

ヤマウコギEleutherococcus spinosus

姿がよく似ていて、写真での識別は難しいです。ヤマウコギは日本原産で丘陵や山地の林に自生し、ヒメウコギは人家の生垣やその周辺で見られることが多いです。

間違えやすい理由どちらも刺があり、5枚の小葉からなる葉をつけ、若葉を同じように食べます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 生垣
  • 人家の庭
  • やぶ・荒れ地
  • 山麓
分布
原産は中国で、古い時代に薬用植物として日本に渡来したとされます。各地で生垣や庭に植えられ、やぶや荒れ地、山麓などに野生化したものも見られます。
好む環境
日本では石灰質の土地に野生化していることがあります。
花の時期

5〜6月に咲きます

花 5〜6月

名前と分類

名前について
以前はAcanthopanax sieboldianusという学名で呼ばれていました。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 和名「ウコギ」は、中国名「五加」の「ウコ」に、木を意味する「ギ」がついたものとされています。
  • 米沢では戦国時代に直江兼続が垣根づくりのために持ち込み、のちに上杉鷹山が非常食として栽培を勧めたと言われています。刺のある生垣は人や家畜の出入りを防ぎます。
  • 若葉は塩ゆでして苦みを抜き、おひたしや和え物、刻んで混ぜる「うこぎ飯」にします。米沢にはみそとごまで和える「うこぎのきりあえ」もあります。
  • 根の皮を干したものは生薬「五加皮(ごかひ)」とされます。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ヒメウコギ(Eleutherococcus sieboldianus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo