ミツマタは樹皮が丈夫で、和紙や日本の紙幣の原料として知られる落葉低木です。枝が必ず三つに分かれることが名前の由来です。早春、葉が出る前に、香りのよい黄色い花が球状に集まって下向きに咲きます。

姿・形

育つ姿
高さ1〜3mになる株立ちの落葉低木です。枝が三つまたに分かれる姿は、葉のない冬でもよく目立ちます。
葉
葉は互生し、長さ8〜15cmほどの細長いです。
花
小さな筒状の花が多数集まり、枝先に球形の花のかたまりをつくります。花びらはなく、先が4つに裂けた黄色いが花びらのように見え、外側は白い毛でおおわれています。甘い香りがあります。
花の時期
3〜4月、葉が出る前に咲きます。
実
果実は7月ごろに熟します。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山林(植栽)
  • 庭・公園
  • 畑(栽培)
分布
中国中部〜南部などが原産です。日本へは江戸時代初めの慶長年間に渡来したとされ、各地で栽培されています。かつて山林に植えられたものが広がり、花の名所になっている群生地もあります。
好む環境
栽培は比較的やさしく、シカに食べられにくいといわれます。
花の時期

3〜4月に咲きます

花 3〜4月 · 実 7月

名前と分類

名前について
古い文献では Edgeworthia papyrifera という学名で書かれていることがあります。
品種といろいろな姿
オレンジ色〜朱色の花を咲かせる園芸品種「アカバナミツマタ」が庭木として植えられています。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 1879年に大蔵省印刷局が紙幣の原料に採用して以来、日本の紙幣に使われています。近年は国産が減り、使う量の多くをネパールや中国からの輸入に頼っています。
  • 仲春の季語です。万葉集に詠まれた「三枝(さきくさ)」はミツマタのことだという説があります。

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ミツマタ(Edgeworthia chrysantha)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo