ケムリノキはウルシ科の落葉低木で、花のあとに伸びた花柄に長い毛が生え、木全体が煙に包まれたように見えます。ヨーロッパ南部やアジアに自生し、日本では庭木として育てられています。スモークツリー、ハグマノキ(白熊の木)、カスミノキとも呼ばれます。
姿・形
- 育つ姿
- 根元からよく枝分かれし、高さより幅が広くなる落葉低木です。ふつう高さ3〜4.5mほどで、まれに8mほどの低い木になることもあります。
- 葉
- 長さ3〜8cmの卵形から楕円形の葉で、白みを帯びたつやのある緑色です。秋には桃色や黄色から深紅まで、さまざまな色に紅葉します。
- 花
- 6〜7月ごろ、淡黄色の小さな5弁花が咲きます。多くの花は実を結ばず、その花柄が伸びて毛におおわれ、煙のように見えます。
- 実
- 直径5mmほどの小さなが、毛の房の間につきます。
すむ場所
- よく見られる場所
- 庭・公園
- 乾いた石灰岩の斜面
- 分布
- 南ヨーロッパから西・中央アジア、ヒマラヤ、中国にかけて分布します。日本では庭木や公園樹として植えられています。
- 好む環境
- 原産地では、南向きの石灰岩の斜面など乾いた礫地に生えます。やせた乾いた土にもよく耐えます。
- 花の時期
6〜7月に咲きます
花 6〜7月
注意すること
- 注意すること
- ウルシ科の植物なので、樹液にふれるとかぶれることがあります。
名前と分類
- 名前について
- 以前はウルシ属に含められ、Rhus cotinus と呼ばれていました。
- 品種といろいろな姿
- 紫色の葉の「ロイヤルパープル」など、葉の色が違う園芸品種があります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
文化と話題
- 文化と話題
- 材からは黄色の染料(ヤング・フスティック)がとれ、ヨーロッパではルネサンス期から19世紀に合成染料が登場するまで広く使われました。
ほかの生き物も見てみる
出会った生き物を記録して、集めていこう
写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。





