カポック(和名パンヤノキ)は、熱帯アメリカと西アフリカに自生する熱帯の木で、種を包む綿毛が枕やクッションの詰め物、救命胴衣に使われてきました。日本では野生では見られません。日本で観葉植物として売られている「カポック」は、まったく別の植物です。

姿・形

育つ姿
高さ60mにもなるです。幹の根もとに板のような根が張り出し、幹や太い枝には大きなとげがあります。
葉
手のひら状に5~9枚の小葉がつきます。
花
葉がない時期に花を咲かせます。花は夜に開き、主にコウモリが花粉を運びます。
実
1本の木に長さ15cmほどのさやが数百個以上つきます。種は綿毛に包まれていて、この綿毛がカポック(パンヤ)です。

間違えやすい生き物

キワタBombax ceiba

キワタは葉のない枝に大きな赤い花を咲かせます。パンヤノキの花はクリーム色で、木はふつうずっと高くなります。

間違えやすい理由どちらも綿毛のとれる熱帯の木で、カポックやパンヤという同じ呼び名が使われることがあります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 熱帯の森
  • 川沿い
分布
熱帯アメリカ原産で、西アフリカにも自生します。西アフリカでは1万3千年以上前の花粉が見つかっていて、人が運ぶ前からアフリカにあったと考えられています。東南アジアなどで広く栽培されています。

名前と分類

名前について
標準的な和名はパンヤノキで、インドキワタとも呼ばれます。カポックやパンヤは、もともと木ではなく繊維の名前でした。観葉植物の「カポック(シェフレラ)」はヤドリフカノキという別の植物です。また、よく似た名前で呼ばれるキワタ(Bombax ceiba)とも混同されがちです。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • 繊維は中が空洞で軽く、水をはじきますが、燃えやすく、糸に紡ぐのには向きません。枕や布団の詰め物に使われ、第二次世界大戦前には救命胴衣の浮き材として重要な作物でしたが、1960年代に合成繊維が広まると取引は大きく減りました。こぼれた油の吸着材としての利用も提案されています。
  • 種から油がとれ、石けんの原料などになります。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

カポック(Ceiba pentandra)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo