イトマキヒトデは、青い地に赤い斑のある、腕の短いずんぐりした体のヒトデです。体の形が糸巻きに似ていることが名前の由来といわれます。日本では潮だまりで安全に簡単に採集できるため、発生学などの研究にもよく使われています。

姿・形

姿
中心の盤は小さな五角形で、腕は太く短く、中心から腕の先までは約6cmです。背中側は青い地に赤い不規則な斑があり、口側はオレンジ色です。緑や赤っぽい個体もいますが、同じ種の中の色の違いです。腕はふつう5本ですが、まれに4本や6本の個体もいます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 岩礁
  • 潮だまり
分布
日本沿岸のほか、黄海、千島列島南部、ロシア沿海地方、サハリン南部など東アジアの海に分布します。
好む環境
主に岩場に張りついて暮らしています。

暮らし

食べ物
肉食性で、動物の死骸や貝類を食べます。

繁殖と一生

増え方
です。幼生は2つの段階を経て海中を漂ったあと、海底に降りて稚ヒトデになります。

名前と分類

名前について
以前は Asterina pectinifera という学名でした。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
脅威
漁業では貝やウニ、ナマコを食べる害が問題になることがあります。ただし砂に潜る力は弱いので、砂の中の生きものへの害は小さいといわれます。

文化と話題

文化と話題
  • 江戸時代の虫類図譜『千蟲譜』には「海燕」の名で絵入りで載っていて、方言で「イトマキ」と呼ばれていたと記されています。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

イトマキヒトデ(Patiria pectinifera)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo