オナガグモは、腹部が尾のように細長く伸びたヒメグモ科のクモです。脚をまっすぐ伸ばして止まっていると、細い棒や松葉のように見えます。昆虫よりも、ほかのクモを主に捕まえて食べることで知られています。
姿・形
- 姿
- メスは体長25〜30mmほど、オスはそれより小さく15〜25mmほどになります。体は緑色か褐色で、目立つ模様はありません。腹部は極端に細長く、上に曲げることもできます。
間違えやすい生き物
マネキグモMiagrammopes orientalis
マネキグモは腹部がふつうの細長さで脚が太めなので、松葉のようなオナガグモに対し、枯れ枝のように見えます。
間違えやすい理由別の科(ウズグモ科)ですが、どちらも数本の糸だけを張り、棒のような姿で止まるためです。
すむ場所
- よく見られる場所
- 森林の林内
- 林縁
- 木立
- 分布
- 本州・四国・九州から南西諸島にかけて分布します。国外では韓国・中国・台湾・ラオスなどに分布します。
- 好む環境
- 森林の中や林縁、周りの木立で見られ、草原では見られません。
暮らし
- 食べ物
- ほかのクモを主に捕らえて食べます。日本での調査では、獲物の約96%がクモで、11科24種にわたっていました。残りの約4%は小さな昆虫です。
- 活動
- 網らしい網は張らず、枝先の間に数本の糸を引くだけです。止まっているときは体と脚をまっすぐ伸ばし、細い棒のような姿になります。
繁殖と一生
- 巣
- 上下に細長い楕円形のを作り、枝の間につり下げます。
名前と分類
- 名前について
- イソウロウグモ属(Argyrodes)に入れられていたこともあり、Argyrodes cylindrogasterの名で書かれた資料もあります。日本にいるオナガグモ属のクモは本種1種だけです。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
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